検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:216,701 hit

#9 ページ9

(ms side)



トイレのドアから顔を覘かせた手越に手招きをされ行ってみると、顔を真っ赤にした手越がトイレの隅で震えていた。

「手越?どーした?」

小声でそう問いかければ、今すぐにでも消えてしまいそうなか細い声で手越が言った。

「お腹痛いって思ったら…血、でてた……」

「ち?ちってあの、血?」

「うん…」

それはつまりあれか。女性がなる…えぇと、なんて言ったかな…
と、とにかく生理用品を買ってこないと!!…って、あ、生理か。思い出した。
小さいころにお母さんの使ってるものを見たことがある。

俺が手越のもとを離れるのは厳しそうだから、JUMPの誰かに頼むか…
あ、でも男が買うのは難易度高いか…?
…いや、伊野尾ちゃんがいるじゃん!

「伊野尾ちゃん!薮!八乙女!ちょっと来て?」

頼りになりそうな3人を呼ぶと、薮と八乙女は、待ってましたと言わんばかりに来てくれた。
あと、もちろん伊野尾ちゃんもね。

「どーした、まっすー?」

「手越が、生理になっちゃったみたいなんだ」

「せーり??」

口をポカンと開けている伊野尾ちゃんに対し、「やっぱりか…」と頷いている薮たち。
2人は、手越の様子に気づいてたのか。

「俺らが買ってくればいいんでしょ?」

「さすが八乙女。理解あるぅ〜」

「はいはい。とりあえず3人でテキトーに買ってくるわ」

未だにきょとんとしている伊野尾ちゃんを引っ張って、薮たちは部屋を出て行った。
部屋に残されているJUMPたちは、状況が呑み込めずにおろおろしてる。

俺はもう一度手越のもとに戻り、声をかけた。

「血がズボンに付いて見られるとあれだから、トイレットペーパーかなんかをパンツに敷いときな?替えのパンツと生理用品は、薮たちが買って来てくれっから」

「うん…まっすー、ありがと」

「こんくらい大丈夫だから」

そう言って俺はトイレを出て、質問攻めしてきたJUMPたちに事情を説明した。
みんなは、なるほど〜と頷きながら、伊野尾ちゃんのことも心配していた。
同じ女性になったってことは、伊野尾ちゃんにもくるのか…。


トイレから出てきた手越も合わせて、みんなで3人のことを待った。

お知らせ【感謝】→←#8



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (290 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
598人がお気に入り
設定タグ:NEWS , Hey!Say!JUMP , 女体化
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

聖月 - 更新楽しみに待ってます 更新頑張ってください (2019年6月18日 17時) (レス) id: e9dd353aa0 (このIDを非表示/違反報告)
Yasu☆ - とてもおもしろいです!ありいの超萌えます!ところで、これは17で完結なのでしょうか…?できれば続きを読みたいです…! (2017年3月30日 2時) (レス) id: 47b5174f44 (このIDを非表示/違反報告)
まころんた(プロフ) - みさとさん» Twitterはやってないんです(^^;; 始めたいなぁとは思っているんですが、禁止されているので…苦笑 (2016年9月29日 17時) (レス) id: b71042c280 (このIDを非表示/違反報告)
まころんた(プロフ) - 青さん» ありがとうございます〜!笑 そうなんですか!見てみたい…( ´ ▽ ` )ノ (2016年9月29日 17時) (レス) id: b71042c280 (このIDを非表示/違反報告)
みさと(プロフ) - twitterってやってるんですか?(^o^) (2016年9月27日 22時) (レス) id: 520a5b2e2f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まころんた | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/makoronta/  
作成日時:2016年8月8日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。