#17 ページ18
(in side)
「…えぇっと、これがこっちで、これが…」
ただいま、自宅から持ってきた家具やら物やらの整理をしてます。
この秘密基地には、リビング、トイレ、風呂とかを除いて空いてる部屋が３部屋あったから、
１部屋に俺と手越、もう１部屋に大ちゃんとまっすー、で、なぜか余ったもう１つの部屋には、裕翔と山田が交代交代で入ることになった。
いや、裕翔と山田に関しては俺も全く意味がわからんのよ。
「伊野尾、片付け終わった？」
同室の手越が部屋に入ってきて、振り返ってから首を横に振ると、手越は片付けを手伝うことなく、ベッドに転がった。
くそ、片付けくらい手伝ってくれよな、
「ねぇ、伊野尾はさ」
不意に声をかけられて手越の方を向いたけど、手越は天井を仰いでいた。
「こわい？」
何が、なんて、聞く必要はなかった。
「…そうだね、怖くないって言ったら嘘になる」
「…そっか、……俺も」
そんな短い会話を交わした後、手越は「手伝う」とひとこと呟き、整理を手伝ってくれた。
2人分の力が集まったからか、それからはかなりのスピードで進んだ。
一通りやるべきことも終わり、手越と一緒にベッドでゴロゴロしていると、どこからかなった大きな音。
「…腹減った」
手越はお腹をさすりながら起き上がり、ベッドから降りた。
までは良かったのだけど。
「…伊野尾って、料理できるんだっけ、」
「…ご飯なら炊けるよ」
「それ、俺以下じゃね」
「「……これはまずい！」」
一緒に住むのはいいが、料理担当が1人もいないんじゃ生きていけねぇ。
大ちゃんは最初っから期待してないし、まっすーに作らせるとほとんどが餃子になるらしい。
そんなの、耐えられねぇよ〜！泣
……いや、待て？すっかり忘れていたぞ、
ここの３つ目の部屋には…山田がいるじゃないか！！
そっか、あいつ、料理担当として残ってたんだな！
そんな事実に安心しつつも、俺自身もお腹がすいてきたから手越と一緒に部屋を出た。
ちゃんと部屋の鍵を閉めたのを確認し、山田がいる部屋に向かおうとしたとき。
２つ目の部屋から急に手が伸びてきたと思ったら、周りの景色が一瞬にして変わった。
廊下にいたはずの俺は、先ほどと全く同じような空間に引きずり込まれた。
あまりに一瞬の出来事で、頭が真っ白になった。
驚いて手が出てきた方をみると、
そこには、なぜか上半身裸で息を切らしている大ちゃんがいた。
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聖月 - 更新楽しみに待ってます 更新頑張ってください (2019年6月18日 17時) (
レス) id: e9dd353aa0 (このIDを非表示/違反報告)
Yasu☆ - とてもおもしろいです！ありいの超萌えます！ところで、これは17で完結なのでしょうか…？できれば続きを読みたいです…！ (2017年3月30日 2時) (レス) id: 47b5174f44 (このIDを非表示/違反報告)
まころんた(プロフ) - みさとさん» Twitterはやってないんです(^^;; 始めたいなぁとは思っているんですが、禁止されているので…苦笑 (2016年9月29日 17時) (レス) id: b71042c280 (このIDを非表示/違反報告)
まころんた(プロフ) - 青さん» ありがとうございます〜！笑 そうなんですか！見てみたい…( ´ ▽ ` )ﾉ (2016年9月29日 17時) (レス) id: b71042c280 (このIDを非表示/違反報告)
みさと(プロフ) - twitterってやってるんですか？(^o^) (2016年9月27日 22時) (レス) id: 520a5b2e2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まころんた | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/makoronta/
作成日時：2016年8月8日 12時
