#10 ページ11
(hk side)
「あ、これでよくね？」
「だめだよ！それ男もんだろ！！」
「えーっと、じゃあこれはどーよ？」
「あ？えっと、それか？」
近くのスーパーに、いのちゃんと薮と一緒に来たんだけど……。
いわゆる、あーいうコーナーを伊野尾ちゃんが漁って、それっぽいものをなんとか発見。
一応、替えのおパンツも手にとって、いのちゃんに会計を任せた。
薮は、全く役に立たなかった。
ペットショップ行ってうっとりしてたし。
部屋を出る前、いのちゃんに、大きめのパーカー羽織らせて、伊達メガネもかけさせたら、普通にいそうな女の子になった。
うん、我ながらいい出来。
会計を済ませたいのちゃんがカウンターから出てきて、３人でまたビルまで向かった。
よし、なんとか買い物終了。
「たっだいま〜」
いつもより少し高めのいのちゃんの声を聞きながら部屋に入ると、中央のソファーで皆おとなしく座ってた。
３人で部屋に入った途端、うちの有岡がやけにハイテンションになりましたがね。ええ。
ほんといのちゃん好きなんだから。
「お帰り！ありがとー！」
手越からアイドルスマイルを向けられ、レジ袋を渡すと、そそくさとトイレに入っていった手越。
うん、万事解決！
…ってことで、特にすることもなく、皆で駄弁っていると。
山田が、あ！っと声をあげた。
突然のことに驚きながらも山田を見ていると、なにやら嬉しそうな山田が一言。
「２人が女になったってことはさ、子作りもできるんじゃないですか？」
「ブフォッ！！」
ニヤニヤしながら俺たちの方を見る山田に、なんてこと言ってるんだ、という顔をしている手越。
山田はたまに、こーいう爆弾発言をブッ込んでくるから気が抜けない。
だが、そんな山田の言葉を受け、何やら念仏のようにブツブツ言う輩が。
「…大ちゃん？」
明らかに様子がおかしい大ちゃんに声をかけると、一旦体を震わせてから、
「い、いや！決していのちゃんと俺の子供ってどんなかなーなんて考えてたわけじゃなくて！！」
…なんていう、更なる爆弾発言。
いのちゃんも、珍しく口をポカンと開けている。
…ちょっと待て。まっすーもニヤニヤしてないか。
こんなんで、大丈夫なんだろうか。
ひかる、しんぱい！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 598人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
聖月 - 更新楽しみに待ってます 更新頑張ってください (2019年6月18日 17時) (
レス) id: e9dd353aa0 (このIDを非表示/違反報告)
Yasu☆ - とてもおもしろいです！ありいの超萌えます！ところで、これは17で完結なのでしょうか…？できれば続きを読みたいです…！ (2017年3月30日 2時) (レス) id: 47b5174f44 (このIDを非表示/違反報告)
まころんた(プロフ) - みさとさん» Twitterはやってないんです(^^;; 始めたいなぁとは思っているんですが、禁止されているので…苦笑 (2016年9月29日 17時) (レス) id: b71042c280 (このIDを非表示/違反報告)
まころんた(プロフ) - 青さん» ありがとうございます〜！笑 そうなんですか！見てみたい…( ´ ▽ ` )ﾉ (2016年9月29日 17時) (レス) id: b71042c280 (このIDを非表示/違反報告)
みさと(プロフ) - twitterってやってるんですか？(^o^) (2016年9月27日 22時) (レス) id: 520a5b2e2f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まころんた | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/makoronta/
作成日時：2016年8月8日 12時
