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2nd story -20- ページ22

あなたside







ある日先輩から呼ばれた







関わったこともないのに







着いていくと裏庭







そこには後輩や違うクラスの同級生







7人ぐらいが集まってた







この場所、好きじゃない、







私がいじめられてた場所、







女「あんた、風磨と付き合ってるんだって？」







付き合ってません







無理やりそうさせられてるんです








私にはもっと大切な人がいるんです








そう言えたらどんなに楽なんだろう








でもそんなこと言ったら








いつ貴久とのことをバラされるかわからない








「……はい、付き合って、ま、す、」








だからこう言うしかないんだ








女「うわ、まじだったの」








女「いや先輩！きっとこの人が無理やりそうさせてるんですよ！風磨くん優しいからきっと断れなくて、」







優しい？あんな奴が？







どんだけ猫被ってるの







無理やりやらされてるのはこっちだよ、







女「くそ最低じゃん、可愛くもないくせに」







女「いい？これは忠告。もう絶対風磨に近づかないで。次やったらこんなんじゃ済まないから。」








女「わかった？」








「…………は、い、」







私の返事を聞くと







全員教室に帰っていった







それと同時に全身の力が抜け







その場に座り込む







「もう、やだ、よ、ｯ、」








「貴久、ｯ、」







泣いたらダメってわかってるのに







涙は次々と出てきて言うことを聞いてくれない







誰も来ない裏庭で







一人静かに泣いた

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