末っ子の体調事情 2

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A


気管は特に気になるところもなくて、寝ててくれたからすぐに終わった。


あとは検査が終わってからの血痰がでないか、嘔吐しないか、それが心配すぎる。


血痰がでるようなら、また吸引をしないといけないし、嘔吐なら薬を投与して寝かせてあげたいから。


色々と薬だったり、調節したり話して3時間ぐらい経った時、ゴソゴソとゆうやくんが動き出して、


『おきた？』


「ん…ん、…」


『気持ち悪くない？吐く？』


「…………ない」


翔「良かった。まだ寝ぼけてるの。笑 可愛い。笑」


しばらくボーッとしてたけど、だんだん目も開いてきた。


『おはよ。』


「おはよ…」


すぐに手を伸ばして抱っこの要求。笑


翔「今日は頑張ったもんな、笑 」


翔真は祐也くんに甘いからすぐにだっこしてあげて、夕ご飯の話をしてる。好きな物食べさせてあげるんだって。


その前に


『祐也くん、ちょっと聞いてくれるかな？』


「ん？」


『ちょっとね、検査の結果が良くなくて。コンサートまであと1週間しかないでしょ？行くまでにお薬頑張って欲しいの。注射なんだけど、朝と夜に打たせてほしいんだけど、頑張れる？』


「…やだ」


翔「祐也、見て？いつもの注射より針細いのわかる？そんなに痛くないよ。この注射しないと、地方で発作起きちゃったらどうする？メンバーもマネージャーさんもそばにいれない時だってあるんだよ？はじめから起きないようにしてた方がいいよ。」


ほんとに細い針で全然、痛くないの。


「…1週間だけ？」


『うん、1週間だけ。明日の朝からね？』


ゆっくり頷いてくれた。



明日から注射、頑張ってね。

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