いじめっ子のパクくんは、私にだけ優しいらしい

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「お、終わったよ、、？」






恐る恐るパクくんに話しかけると「ん、じゃ帰ろ」ってさっさと教室を出ていった。








あの人本当意味分かんない！！！








そんなことを思いながらも私も急いで教室を出た。









上履きを履き替えて校舎をでると、校門に寄りかかってだるそうに私を見てくるパクくん。







「遅い。まだなの？」









勝手に待ってるのはそっちじゃん！！







パクくんの理不尽さに若干イラつきながらも恐いから黙って隣を歩く。









「家どこ」




『へ？ あ、あっち。』




「ふーん、、」









それだけいうと指をさした方向にあるき出した。








パクくんも同じ方向なのかな？









「お前、なに」





『、、、へ？』







パクくんって急に喋りかけてくるから本当心臓もたない。







「今日あいつと喋ってた」





『、、、あ。』









あいつっていうのは、多分同じクラスの男の子。







今日、不運にも一日中パクくんにターゲットにされて病院送りになった可哀想な人。









「なんで喋ったの」




『なんでって、話しかけてきたからだよ、、？』



「、、ッチ」









無視できないでしょ。なんて正直に言ったのになんかあからさまに不機嫌になっちゃった。








恐い！！恐すぎる！！！！






いや〜！！！！泣きそうなんだけど！！もう〜〜〜〜！！！！(泣)









「、、なに百面相してるの」




『へ！？』







気がつくといつの間にか機嫌の直ったパクくんにガン見されてる。








『あ、いや、、なんでもないデス、、』







恥ずかしくなって抱えていたバックに顔をうずめた。









「ふ、」









そんな私を見て突然微笑むからやっぱり意味分かんない。







笑う要素あったかな、？









『あ、えっと、、ここだよ、家。』









そういうと目の前にあるマンションを見上げてまた無言。









「・・・そ。じゃ、ばいばい。」








そういうと背中を向けて来た方向を戻っていった。









家反対方向だったの！？









なんかばいばいって言い方かわいいし、、、









『本当に意味分かんない・・・』

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