涙腺.�� ページ7
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結局、綺麗な朝焼けに向かって
Aが叫んだ言葉は…。
「見えなーい！！！」
『あはっはっは笑』
「人の失敗を笑うなぁ…！」
やっぱり可愛いリアクションをしてくれたAは、
サングラスを外して服の襟元にかけると、
今度こそ、と深呼吸し始めた。
それを見て、急いでスマホを構える。
Aが大きく息を吸ったのと同時に、
俺は赤い撮影ボタンを押した。
「しょおー！愛してるー！！！」
その声が止んで、
もう一度ボタンを押せたかは、正直分からない。
その前に、
あまりにも綺麗なその光景を目の当たりにして、
ぶわっと何かが込み上げてきてしまった。
「えっ、紫耀泣いてるの？！」
『A、おれもあいしてるよぉ…』
「うん、ありがとう…笑」
『うぅ』
「あぁ！目元ゴシゴシしないの！」
これから撮影あるんだよ！って俺を叱るAは、
もう、お母さんみたいでさ…
それがまた泣けてくるの！！
「えっ？！なんでまた泣き出したの？！」
『わかん、ない…！』
「ちょっと、撮影間に合わなくなるから…！笑」
『じゃあやさしくしないで…？』
「優しくされると泣いちゃうの？笑」
『うん…』
Aがお母さんかぁ。
ってことは俺がお父さんで、
子どもは3人ぐらいできて……！！
「はいはい、今度は何がそんなに泣けたの？笑」
『家族構成が…！』
「うん、そろそろ行こっか！笑」
『なんで…？泣』
そのまま俺はAに車まで手を引かれ、運転席に
か弱い力で押し込まれた。
そういえばこの後、ドラマの撮影か…。
『やべ、俺泣いちゃったわ！！』
「今？！だから言ったじゃん！笑」
『メイクさんごめんなさい…』
「ふふ、一緒に謝り行こっか笑」
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叶都くん。(プロフ) - さくさん» こちらこそ続編まで読んでいただけて嬉しいです!!ありがとうございます🙏✨ (2023年2月1日 8時) (
レス) id: 6a93e4b17b (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - 続編…!!ありがとうございます😭😭😭需要しかないです…!! (2023年1月30日 23時) (レス) @page3 id: edac3f5cbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：叶都くん。 | 作成日時：2023年1月30日 20時
