わたしを見つけて-2- TEEN TOP

助けを求めなきゃ ページ28

手足をロープで縛られ、ガムテープで口をふさがれ


昨日からファントムの楽屋に閉じ込められていたあたしは


だいぶ衰弱していた


ソジュン「はは、お前だいぶ弱ってきたな…噛みつく元気もないだろ。」


「むう…んん−−！」


ミンジェ「あがいてもムダだぜ。もうチャンジョのステージはダメになるからな


それにしても弱ってるお前、そそるな」


ホントに何この人達…もう嫌だ…ひどい…

あたしはキッと睨んだ




ウジン「わぁお、こわ〜い。そんな睨んじゃって。でもぜーんぜん、凄み無い。

か〜わいい、ハハ。」



イェジュン「俺らの出番、そろそろなんだよな。ってことはチャンジョも一緒に出るってことだ。TV付けてやるからさ、チャンジョくんの苦しむ姿見て、お前も泣け。ははっ」


ブン


TVをつけて、モニターに生放送の様子が映される



「んんん！！！むう！！んーーー！んーーー！」



ジホ「何いってるんでちゅか〜〜〜〜〜？」



スンミン「大丈夫でちゅよ〜〜〜〜〜〜あとでゆーっくり、おあいてしてあげまちゅよ〜〜〜


おれら全員で♪じゃ♪」



ゲラゲラと下品な笑い方でファントムはあたしを囲って次々に汚い言葉を浴びせてきた



スタッフに呼ばれた途端、態度を変えいつもの好青年風の対応で出て行ってしまった。




…すごい悔しい



もう


ヤダ



泣きたい気持ちを抑えながら

必死にロープをほどこうと頑張る

ガムテープをはがそうと頑張る


長らく格闘しているけど、出来ない。



『続いては、ファントムとTEENTOP、100％による、スペシャルステージです！

の前にいったんCMでーす！』


TVの司会者の声に反応して目を向ける


するとCMに入る前にカメラマンが映し出す
舞台そでにファントムとチャンジョが並んで手を振っていた




えっもうスタンバイしてるんだ！！！



…やばいよ…！！！どうにかしなきゃ…！！！！




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