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《Masaya Side》
あれから駅でAちゃんに会えない日が続いていた。
もう会えへんのかな？ せっかくできた友達やのに・・・。
友達って思ってるのは俺だけかもしれんけど。。。
今日も出没情報がないな〜と思いながら駅に向かった。
と、思ったらAちゃん、ピアノ弾いてるやん！！
お客さんは一人二人しかいなくて・・・俺ラッキーやん！
Aちゃんが演奏している姿をスマホで撮って、スマホ越しでも「かわいいな〜」と思いながら見とれてた。
Aちゃんはいつもどんな気持ちで弾いてるんやろ？
演奏が終わってからAちゃんに話しかけた。
晶哉「Aちゃん、今日もステキな演奏でした^^」
A「あ、晶哉くん。どうも〜^^」
僕の名前覚えてくれてたんや・・・(照)
もうそれだけで嬉しい。
晶哉「最近、全然見かけなくなったからどうしたんかなって思ってたんですよ」
A「ちょっと仕事が忙しくて」
それなら良かった。いや、いいわけじゃないな・・・
晶哉「僕、ちゃんとピアノの練習してますから！」
A「別に私、疑ってないですよ？(笑)」
晶哉「そうですよね・・ハハハ。・・・そういえば、Aちゃんは家にピアノあるんですか？」
A「ないですよ〜」
晶哉「え？ 家にピアノないのにこんなに弾けるんですか？ 天才じゃないですか！？」
A「天才・・・かもしれないです^^」
え、Aちゃんちょっとおもろいやん！
晶哉「いやいや、そこは否定するとこですよ！(笑)」
A「ふふふ。晶哉くんっておもしろいですね^^」
晶哉「いやいや、僕はまだまだですよ」
そんな会話をしながら駅に向かって歩いていると、改札が見えてきた。
まだまだAちゃんと話してたいのに・・・って思ってるのは僕だけ？
晶哉「あの・・・今度よかったらうちにピアノ弾きにきませんか？ いい感じのピアノあるんで！」
A「えっ、そんな・・・」
晶哉「うちにあるピアノ、今そんなに弾く人おらんから、Aちゃんが弾いてくれたら喜ぶと思うんです」
ワンコみたいなきゅるきゅるお目目で見たらすぐ来てくれるやろと思ったけど・・・
A「そっか・・・考えときます」
Aちゃんはなかなか手強いなぁ・・・
それから連絡先を交換して別れた。
よっしゃー！ やっと連絡先交換できたー！！
佐野晶哉、Aちゃんの連絡先をゲットしたぞーーーーーーー！
...
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作者名：てぃん | 作成日時：2021年11月6日 22時
