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《Yoshinori Side》
Aさんめっちゃ酔っ払ってるやん。。
Aさんと飲んだのはこれが初めてではないけど、こんなに酔っ払ってるのを見るのは初めてで、さっき彼氏と別れたって言ってたからそれが原因なんかな？
とりあえず一人で帰すのは心配やったから一緒にAさんの家の方に向かって歩いた。
A「正門くーーん、私のことおいて帰って大丈夫だから」
正門「はい。あ、いや、違っ・・・」
A「はいって言ったなー(笑) 私、おいてかれるのか・・・」
正門「いやいやいや違います違います。すいません、つい反射的に“はい”って言っちゃいました(汗) ちゃんと送っていきますよ〜」
A「ふふふ」
正門「Aさんめっちゃ酔っ払ってるじゃないですか。危ないんでこっち来てください」
離れて歩こうとするAさんの腕をつかみながらしばらく歩いた。
意外にって言うのも失礼やけど、Aさん見た目よりも細いねんな・・・。
A「正門くん大丈夫だよ〜。もう酔いは冷めたから」
そう言いながらもフラフラで、いつもよりおっとりしゃべってて・・・
俺がおらんかったらどうなってたんやろ？
別に彼氏おらんし手くらいつないでもえぇよなと思って手をつないだ。
拒まれたらその時はその時で・・・って思ってたけど、Aさんに拒まれることはなくて・・・
正門「ほんまに危ないですって。車来たら轢かれますよ？」
A「大丈夫大丈夫、すぐよけれるから〜。私、こう見えて運動神経いいから！」
正門「はーはっは」
さっきからずっとこんな会話の繰り返しで、陽気なAさんを見ていたらだんだん笑えてきて・・・
こんなAさんも好きだな〜と思いながら、Aさんの歩幅に合わせて歩いた。
...
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作者名：てぃん | 作成日時：2021年11月6日 22時
