06. 正門Side ページ6
女性「こんばんは〜。碧〜ただいま〜」
え？？？？？？「碧ただいま？」この女、何者なん？
碧くんは勢いよく女性の元に走って行って抱きついた。
碧「ママ〜おかえり」
A「なっつおかえり！今日もお疲れさま^^」
なっつ「ただいま」
A「碧の宿題は全部終わってるから、あとは家に帰ってご飯食べて、お風呂に入って、寝るだけ！」
なっつ「さすが！碧、Aちゃんに『ありがとう』って言って、帰るよ」
碧「Aちゃん、ありがと〜♡ また来るね〜バイバイ〜」
A「ママにハットトリック決めたこと話すんだよ〜バイバイ〜^^」
Aちゃんに見送られながら、碧くんとなっつと言う女性は帰って行った。
Aちゃんは碧くんのママではないってこと？Aちゃんとなっつさんは姉妹なんやろか？
疑問ばかり増えていくけど、まったく関係ない俺は聞くに聞けなくてずっとモヤモヤしていた。
A「すいません。今日すごく騒がしかったと思いますけど・・・」
正門「そんなことないですよ。子どもは元気が一番ですから！いい感じのBGMになってましたよ^^」
A「そう言っていただけて安心しました^^」
ちょっとホッとした表情を見せたAさん。相当気にしてたんかな？そんなに気にせんでもえぇのに。むしろ、情報収集できるから、もっとしゃべってほしいくらいやわ。
正門「あ、あの・・・Aさん・・・って言うんですか？さっきの碧くん？がそう呼んでたから・・・。すいません勝手に他人の話を聞いてしまって・・・」
A「Aと申します^^ イヤでも他人の話入ってきちゃいますよね(笑)」
正門「僕は正門良規と申します」
流れで俺も名乗ってしまったわ(笑)
正門「なんかすいません、勢いで僕も名乗ってしまいました^^;」
A「ふふふ。正門さん・・・おもしろい人ですね^^」
正門「いや、普段は全然おもんないって言われてますけど(泣)」
お互いの名前が知れて、前よりぐっと距離が縮まったような気がする。
なぜかおかわりのコーヒー代はサービスしてくれて、今日はえぇ日やった。
正門「ごちそうさまでした。また来ます」
A「はい、いつでもお待ちしてます。お気をつけて〜」
今日も外まで来て見送ってくれた。
それにしても今日はジェットコースターのような日やったな。モヤモヤした気持ちが全部なくなったわけやないけど、Aさんのことを知れてよかったわ〜。
俺はこんなに幸せでえぇんやろか。。。
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作者名：てぃん | 作成日時：2021年7月2日 0時
