いつかのその先は・・・ (ページ48)

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48. 正門Side ページ48

Aとの思い出は、喫茶店か公園かお互いの家くらいやけど、それでもこれまでの出来事は今でも鮮明に覚えてる。だって、全部が特別やし、俺とAの大切な宝物やから。

俺としゃべりながらもしっかり手を動かしてるA。あっという間に、豚肉のしょうが焼きと味噌汁とサラダができ上がった。

Aが作ってくれたものをテーブルに並べて、二人で向かい合って「いただきます」をして食べ始めた。

この感じも前は結構あったのに、最近は全然できてなかったな・・・

そんなことを考えてたらぼーっとしてたみたいでAに心配された。

俺ってそんなにすぐ顔に出るっけ？

A「どうしたの？なんかお口に合わなかった？」

正門「いや、めっちゃうまいで！甘味と塩味のバランスもちょうどいいし、生姜もいい感じに効いてるし、ご飯何杯でもいけそうやわぁ～」

A「え、ガチの食レポきた(笑)」

正門「食レポとかいじらんとってよ～(汗) ほんまの感想やんかぁ」

Aにイジられる感じも懐かしかった。イジられるの苦手やけど、Aのイジリはイヤやないっていうか、なんぼでも耐えられるのよな～

あかん。

Aのペースや・・・

大事なこと、話すの忘れそうやわ・・・

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