32. You Side ページ32
最近は仕事が忙しくてお疲れモード。そんな中、正門くんがなんか相談があるとかで、今日は家で待機。というか、どこにも行くところはないからいつもだいたい家にいるんだけど。
帰宅して正門くんに連絡したのに返信がなくて、忙しいのかな〜と思いつつ連絡を待った。
かれこれ3時間待っても既読がつかなくて、さすがに心配になって「おじいちゃん、、、もう寝ちゃった？笑」なんて送ってみたけど、返信はなくて、ちょっと不安になってた。。
そんな不安を煽るようにインターホンが鳴って・・・
ピンポーン♪
え？こんな時間に誰？もう荷物が配達される時間じゃないし・・・怖っ！怖いけど、ドアを開けなきゃ大丈夫と思って一応インターホンに出てみた。
A「・・・はい」
正門「おじいちゃんは起きてます！」
A「・・・え？正門くん？？」
ドアを開けると「おじいちゃんってなんやねん！」と笑顔の正門くんが立ってて、びっくりしすぎて、涙が出てきた・・・
正門「もう泣いてるやん(笑) A誕生日おめでとう！」
A「え？」
正門「今日、誕生日やろ？」
A「あ、うん、そういえば・・・ありがとう」
正門「忘れとったん？」
A「うん。1週間くらい前まではもうすぐ誕生日だ〜って思ってたけど、最近忙しくてすっかり忘れてた」
正門「ケーキ買ってきたから一緒に食べよ」
A「うん^^」
正門くんが買ってきてくれたのは私の大好物のチーズケーキだけど、これはたまたま？
てか、正門くんに私の誕生日を教えた記憶がないんだけど・・・
A「ケーキの中で一番チーズケーキが好きだから嬉しい^^」
正門「それはよかった！」
A「そういえば、私、正門くんに誕生日教えたっけ？」
正門「Aからは聞いてないかな。とあるルートから」
A「なっつでしょ？」
正門「正解！チーズケーキ好きやってことも教えてくれた」
A「そうなんだ。なっつはそんなことまで覚えてたんだ・・」
さすが私の親友やるやん！しかもずっと食べたいと思ってたとこのチーズケーキ。ちょっとお高めのやつなんだけど。。
A「正門くんは今日、東京に来たの？」
正門「うん。夕方まで大阪で仕事あって、さっき来た」
A「そっか〜わざわざありがとね。私なんかのために」
...
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作者名：てぃん | 作成日時：2021年7月2日 0時
