第四十五話 ページ49
―幸村SIDE―
幸「できた！」
俺は煮魚を作ってテーブルへ持っていく
手「煮魚か」
幸「うん。あっ嫌だったかな・・・？」
手「いや、むしろ好物だ。ありがとう」
幸「ならよかった」
俺たちは声を揃えて「いただきます」と言った
俺は思わず「クス」と笑ってしまった
手「どうかしたか？」
幸「いや、こうやって誰かと「いただきます」って言って
夕飯食べるのいつ以来だろうと思ってね」
手「そうか・・・」
幸「そんな顔しないで。今はこうやって手塚と一緒に夕飯食べられているんだから」
手「ああ・・・そうだな」
幸「味とか大丈夫？」
手「ああ。美味しいよ」
幸「良かった」
思わず笑みをこぼした
そして食べ終わった後も「ごちそうさまでした」と二人で言った
幸「・・・手塚」
手塚はこちらを見た
幸「明日は学校に行くの？」
手「ああ。俺がいない間にAが傷ついて欲しくないからな」
幸「そうだね・・・。でも今の君の体であまり無茶したら・・・」
「もしかしたらテニスができない体になってしまう」と言おうとしたが
きっと仮にそうなったとしてもAを守れるなら手塚は後悔はしないだろうな
俺がそうなっても・・・俺は後悔しないよ
手塚は俺が思ったことを悟ったかのように言った
手「・・・何を犠牲にしても守りたいものがある」
幸「！」
手「それはお前も同じだろ？」
幸「・・・ああ」
そうだよな・・・。何としてでも救いたい娘がいる・・・
手「・・・そろそろ俺は寝るよ」
幸「うん。今日はゆっくり休みなよ」
手「ああ・・・」
手塚は部屋へと戻っていった
俺は座ったままただ黙っていた
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優羽(プロフ) - オレさん» いつもありがとうございます！本当に嬉しいです！これからも更新頑張ります！ (2013年6月17日 20時) (
レス) id: 2396cdc36c (このIDを非表示/違反報告)
優羽(プロフ) - Linkさん» ありがとうございます！そう言って頂くと本当に嬉しいです！これからも頑張ります！ (2013年6月14日 19時) (レス) id: 2396cdc36c (このIDを非表示/違反報告)
Link(プロフ) - コメントさせてもらいます。 この作品は、すっごく面白いです!!! 更新がんばって下さい!!応援してます! (2013年6月13日 23時) (レス) id: 79e7361fe0 (このIDを非表示/違反報告)
Link(プロフ) - コメントさせてもらいます! この作品は、すっごく面白いです!!! 更新がんばって下さい 応援してます!! (2013年6月13日 23時) (レス) id: 79e7361fe0 (このIDを非表示/違反報告)
優羽(プロフ) - オレさん» ありがとうございます！！期待に応えられるように頑張ります！ (2013年5月28日 20時) (レス) id: 5d38015e0b (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2013年5月7日 1時
