〜人間なんか所詮裏切る生き物だろ？〜

第四十四話 ページ48

―幸村SIDE―



幸「ここだよ」


俺は自分の家を指した



そして玄関のドアを開けた


ガチャ




幸「どうぞ。入って」


そう笑顔で言った



手「お邪魔します」


幸「とりあえず荷物置きに行こっか。空き部屋はあるし」


俺の家は二階建てで俺一人で住むには広すぎる


二階の方には無駄に部屋がある


手塚の部屋は俺の部屋の隣にした。その向かいにももう一部屋ある




幸「手塚の部屋はここでいいかい？」

手「ああ。すまないな」

幸「大丈夫大丈夫！それじゃ、ある程度荷物を整理できたら下に降りてきて」

手「わかった」



俺は一回に戻り、夕飯の支度をする

まぁ親がいないから自分で作るしかないんだけどね


何年間こうやって一人でキッチンに立っているのかな・・・




俺はキッチンを見つめ、夕飯に使う材料を冷蔵庫から出す



今日は和風にしようかな？手塚もいるし・・・


そう思って準備をしていると片付け終わったのか、手塚が降りてきた


幸「荷物のほうは大丈夫かい？」

手「ああ。それほど大荷物でもないからな」


幸「そうか」

手「夕飯の支度か？手伝うぞ」

幸「ダメダメ！手塚今来たばかりでしょ？

それに今日は色々あって疲れてると思うし・・・

今はゆっくり休んでいて？」


手「・・・わかった」



そんな手塚に俺は笑顔を見せると夕飯の準備を再開した

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