第四十二話 ページ46
―幸村SIDEー
幸「な・・・！？」
手「！？」
ああ・・・思い出した。鈴志野清介・・・。鈴志野財閥の総帥か・・・
そして鈴志野瑠華はその娘・・・。要するに令嬢だったのか
手父「国光、お前鈴志野さんを傷つけた人を庇っているらしいな
その上、鈴志野さんが自分でやったとも言っているらしいじゃないか」
手「俺は鈴志野自信が自分の腕を傷つけているのをこの目で見ています」
清「うちの娘はそんな事はしないはずなんだが・・・
それに瑠華はいつも家に帰ってきては泣いているぞ
君と唯川くんが酷い濡れ衣を着せてくるとな」
鈴志野瑠華・・・どこまで腐っているんだ・・・！
着せられているのはこっちなのに・・・
手父「私は失望したぞ。まさか自分の息子がそんな事をするとは・・・」
俺は黙っていられず、思わず口出しをしてしまった
幸「手塚の言っていることは本当です。唯川は何もしていません」
清「幸村くんといったかな？君はその現場を実際に見ていたのかい？」
幸「っ・・・それは」
手「幸村、もう何も言わなくていい」
手父「国光、お前にはこの家から出て行ってもらう」
手「！？」
幸「ちょっと待ってください！手塚は自分が見た真実を話しているだけです！」
清「君もどうやら唯川くんと手塚くんの肩を持っているみたいだな
見かけに騙されてはいけないな。人の本心を見抜かないと・・・」
本心？見抜いていないのはどっちだ・・・！
俺が更に口出しをしようとした時、手塚に止められた
手「俺のことはどう言っても構いませんが、唯川のことを悪く言うのはやめて頂けませんか？」
そう言った瞬間、手塚のお父さんが、手塚を頬を強く振った
あまりの勢いに手塚の眼鏡が小さな音を立てて、玄関に落ちた
手「っ！」
幸「手塚！」
手父「自分の過ちを省みなかった上、人様に口答えするとは何事だ！
そんな愚息はこの家には必要ない！とっとと出て行け！」
手「・・・分かりました」
幸「何言ってるの！？君は何も悪くないのに・・・」
眼鏡が外れた手塚の目を見ると、「これ以上、何を言っても無意味だ」とその目は悟っていた
俺は押し黙るしかなかった
手塚はメガネを拾ってかけ直し、乱暴にドアを開けて外に行った
俺は鈴志野清介を一瞬睨みつけてから手塚の後を追った
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優羽(プロフ) - オレさん» いつもありがとうございます！本当に嬉しいです！これからも更新頑張ります！ (2013年6月17日 20時) (
レス) id: 2396cdc36c (このIDを非表示/違反報告)
優羽(プロフ) - Linkさん» ありがとうございます！そう言って頂くと本当に嬉しいです！これからも頑張ります！ (2013年6月14日 19時) (レス) id: 2396cdc36c (このIDを非表示/違反報告)
Link(プロフ) - コメントさせてもらいます。 この作品は、すっごく面白いです!!! 更新がんばって下さい!!応援してます! (2013年6月13日 23時) (レス) id: 79e7361fe0 (このIDを非表示/違反報告)
Link(プロフ) - コメントさせてもらいます! この作品は、すっごく面白いです!!! 更新がんばって下さい 応援してます!! (2013年6月13日 23時) (レス) id: 79e7361fe0 (このIDを非表示/違反報告)
優羽(プロフ) - オレさん» ありがとうございます！！期待に応えられるように頑張ります！ (2013年5月28日 20時) (レス) id: 5d38015e0b (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2013年5月7日 1時
