検索窓
今日:13 hit、昨日:2 hit、合計:89,409 hit

第四十一話 ページ45

―手塚SIDE―



幸「そろそろ帰ろうか」


一通り話し終えたところで幸村がそう声をかけた


幸「歩ける?」


手「大丈夫だ。だいぶ休んだからな

それと傷の手当てをしてくれたみたいだな。ありがとう」


幸「気にしない気にしない。それじゃ、俺が手塚を家まで送っていくよ」


そう言い、微笑んだ






帰り道で、幸村がふと気になったことを呟いた



幸「・・・鈴志野・・・どこかで聞いたことあるんだよな」


手「!」


鈴志野・・・改めて名字を聞いてみると確かにどこかで聞いたことある



だからと言って顔には見覚えがない



幸「・・・思い出せないな」

手「そうだな・・・。俺も聞き覚えはあるんだが」


幸「・・・とりあえず、このことは頭の片隅においておこう」

手「ああ」





―幸村SIDE―





そう話していると手塚の家に着いた



幸「ここが手塚の家か・・・。なんか手塚らしいっていうか、和風な感じだね」

クスリと笑うとあるものに目がいった



それは見知らぬ車が止まっているのだ。それもかなりの高級車だ



手塚も怪しそうにその車を見る



幸「・・・玄関にお邪魔してもいいかな?」

手「ああ。構わない」






ガチャ





やはり家の中も綺麗で、きちんと清掃されている



手「ただいま帰りました」



手塚も礼儀がいいんだなと思わず感心する



だが出てきた手塚の両親の顔色は明らかに可笑しかった



それともう一人、男の人がいる


その男の人は、高級そうなスーツを来ていた



ああ・・・あの車の持ち主はこの人か



そうすぐに理解した






手父「国光、隣にいるのは?」


急に呼ばれたので驚いたが、なんとか隠した


幸「立海大付属中の幸村精市です」


深く頭を下げる



手「・・・お父さん、そこにいる方は・・・?」



「初めまして、手塚国光くん」


幸「!」



なんだ・・・?今何か冷たいものが体を通り過ぎた気がする・・



手塚もおそらくこの妙な感じには気づいているだろう。だがそれを顔には出さず


「初めまして」と頭を下げた


そして、その男の人の名前を聞いた瞬間、体が凍りついた


















































































「私は鈴志野瑠華の父、鈴志野清介と申します」

第四十二話→←今更ですが、鈴志野瑠華の設定です



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (71 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
71人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

優羽(プロフ) - オレさん» いつもありがとうございます!本当に嬉しいです!これからも更新頑張ります! (2013年6月17日 20時) (レス) id: 2396cdc36c (このIDを非表示/違反報告)
優羽(プロフ) - Linkさん» ありがとうございます!そう言って頂くと本当に嬉しいです!これからも頑張ります! (2013年6月14日 19時) (レス) id: 2396cdc36c (このIDを非表示/違反報告)
Link(プロフ) - コメントさせてもらいます。 この作品は、すっごく面白いです!!! 更新がんばって下さい!!応援してます! (2013年6月13日 23時) (レス) id: 79e7361fe0 (このIDを非表示/違反報告)
Link(プロフ) - コメントさせてもらいます! この作品は、すっごく面白いです!!! 更新がんばって下さい 応援してます!! (2013年6月13日 23時) (レス) id: 79e7361fe0 (このIDを非表示/違反報告)
優羽(プロフ) - オレさん» ありがとうございます!!期待に応えられるように頑張ります! (2013年5月28日 20時) (レス) id: 5d38015e0b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作成日時:2013年5月7日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。