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第四十話 ページ43

―幸村SIDE―




幸「えっ・・・?」



気がつけばベットに寝ている手塚が目を開け、こちらを見ていた



手「お前は俺と唯川のことを心配してくれている。そして助けようとも・・・な


そんなお前が無力のはずないだろ?」


そう言った手塚の表情はいつもと違い、優しかった


幸「・・・俺がもっと早く気づいていれば手塚だってテニス部をやめることはなかった・・・」


手「退部は俺の意志だ。今の皆とはもう前のようには関われないと思ってな・・・」








幸「・・・一体何があったの?」


俺の質問を聞いた手塚は天井を見て、また俺に視線を戻して何があったか話してくれた






そのことを聞いて俺は驚いた



鈴志野瑠華という女がAを陥れたこと





そして、部長である手塚を簡単に裏切り


痛みつける不二たちをはじめとしたテニス部・・・




手塚も唯川が女だということは知っていた






幸「・・・一人でずっとAを守ってくれていたんだね」


手「あいつが何もしていないのは見ていた俺が一番よく分かっている


それに・・・Aはそんなことをする奴ではないのは、お前も知っているだろ?」


幸「もちろん・・・。Aがどういう人かは分かっているよ」



どういう心の持ち主か・・・。どれほど優しいか



そんなAが何故こんな目に遭わないといけないんだ・・・!









俺は信じるよ・・・。だって約束したよね








―信じる―









って・・・









幸「・・・これからは俺も何かしらの理由をつけて青学に来れるようにする」


手「だがそれだとお前が・・・」

幸「一人より二人の方がいいでしょ?俺も手塚とAの為に出来ることをしたいんだ」


少し微笑みながら言った


それを聞いた手塚は少し表情を緩ませ、「ありがとう。頼む」と言ってくれた







これ以上、君に辛い思いはさせないよ・・・。A

今更ですが、鈴志野瑠華の設定です→←第三十九話



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優羽(プロフ) - オレさん» いつもありがとうございます!本当に嬉しいです!これからも更新頑張ります! (2013年6月17日 20時) (レス) id: 2396cdc36c (このIDを非表示/違反報告)
優羽(プロフ) - Linkさん» ありがとうございます!そう言って頂くと本当に嬉しいです!これからも頑張ります! (2013年6月14日 19時) (レス) id: 2396cdc36c (このIDを非表示/違反報告)
Link(プロフ) - コメントさせてもらいます。 この作品は、すっごく面白いです!!! 更新がんばって下さい!!応援してます! (2013年6月13日 23時) (レス) id: 79e7361fe0 (このIDを非表示/違反報告)
Link(プロフ) - コメントさせてもらいます! この作品は、すっごく面白いです!!! 更新がんばって下さい 応援してます!! (2013年6月13日 23時) (レス) id: 79e7361fe0 (このIDを非表示/違反報告)
優羽(プロフ) - オレさん» ありがとうございます!!期待に応えられるように頑張ります! (2013年5月28日 20時) (レス) id: 5d38015e0b (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2013年5月7日 1時

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