第三十二話 ページ35
―手塚SIDE―
手「やめろ！鈴志野！！」
そう叫んだが、もう遅かった
鈴志野は自ら自分の右腕にナイフを刺した
そして悲鳴を上げた
瑠「きゃあああああああああ！！」
貴「っ！？」
その時、後ろのドアが乱暴に開けられた
菊「今の叫び声は！？」
菊丸をはじめとした、テニス部レギュラーが入ってきた
不「！？鈴志野さん！その腕・・・」
大「一体どうしたんだい！？」
瑠「ゆっ・・・唯川くんが・・・「俺に纏わりついてきてムカつく」って腕に・・・」
手「！？」
桃「本当なんすか！唯川先輩！」
貴「俺はやっていない！」
不「それじゃ・・・なんで君の足元にナイフが転がっているのかな？」
貴「・・・」
大「鈴志野さん、とりあえず、早く保健室へ行こう」
越「俺も行くっす」
大石と越前・・・そして鈴志野は右腕を抱えたまま屋上を出た
不「ねえ、早く答えてくれないかな？」
手「待て！」
不「！手塚・・・、何？」
手「唯川はそんなことしていない。刺したのは鈴志野自らだ」
不「その鈴志野さんが刺されたって言っているんだよ？
・・・まさか手塚は唯川の肩を持つつもりかい？」
手「俺は鈴志野を止めようとした・・・。だが、鈴志野は自分の手で右腕をナイフで・・・」
不「ずいぶんと好都合な言い訳だね」
手「・・・」
不「手塚もそんなくだらない嘘つかないでさ。認めなよ・・・
「唯川はやっぱり冷酷だったんだって」・・・僕たちは上手い具合に騙されていたんだよ・・・」
貴「！」
桃「そうっすよ！鈴志野さんみたいな人がそんなことするはずないっす！」
菊「よくも俺たちを・・・」
不「僕は君のことを信じていたのに・・・」
ガッ
苛立った不二が唯川の腹部を蹴った
貴「ぐっ・・・！」
手「唯川っ！！」
俺はすぐに唯川に駆け寄った
手「大丈夫か・・・？」
貴「・・・あぁ」
不「手塚・・・。そうまでしても、唯川を庇うんだね」
・・・当然だ。唯川は絶対にそんなことはしない
そう思い、不二を軽く睨んだ
不「・・・君を見損なったよ」
不二は俺にも蹴りを入れたきた
手「っ！」
蹴られたのは左腕だ
貴「やめろ！！」
唯川は痛みに耐えた顔で立ち上がり、再び、静かに口を開いた
貴「・・・そうだよ。俺が鈴志野にイラついてあいつの右腕を刺したんだ・・・！」
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優羽(プロフ) - オレさん» いつもありがとうございます！本当に嬉しいです！これからも更新頑張ります！ (2013年6月17日 20時) (
レス) id: 2396cdc36c (このIDを非表示/違反報告)
優羽(プロフ) - Linkさん» ありがとうございます！そう言って頂くと本当に嬉しいです！これからも頑張ります！ (2013年6月14日 19時) (レス) id: 2396cdc36c (このIDを非表示/違反報告)
Link(プロフ) - コメントさせてもらいます。 この作品は、すっごく面白いです!!! 更新がんばって下さい!!応援してます! (2013年6月13日 23時) (レス) id: 79e7361fe0 (このIDを非表示/違反報告)
Link(プロフ) - コメントさせてもらいます! この作品は、すっごく面白いです!!! 更新がんばって下さい 応援してます!! (2013年6月13日 23時) (レス) id: 79e7361fe0 (このIDを非表示/違反報告)
優羽(プロフ) - オレさん» ありがとうございます！！期待に応えられるように頑張ります！ (2013年5月28日 20時) (レス) id: 5d38015e0b (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2013年5月7日 1時
