〜人間なんか所詮裏切る生き物だろ？〜

第十七話 ページ19

プルルルッ



「はい」

手「俺だ」

「手塚？久しぶりじゃないか」

手「久しぶりだな・・・幸村」

幸「ホントだね。元気かい？」

手「ああ・・・」

幸「そうか。なら良かった。でもどうしたの？いきなり手塚から電話してくるなんて」

手「幸村に聞きたいことがあってな」

幸「俺に聞きたいこと？」

手「ああ・・・以前立海大付属にいた生徒のことなんだが・・・









幸村は唯川翔を知っているか？」

一瞬の間が生じた

幸「・・・唯川翔？」

手「ああ」

幸「もしかして唯川は今青学にいるのかい？」

手「そうだ。ついこの間転校してきた」

幸「そっか・・・。良かった。いきなり消えちゃったから心配しちゃったよ」

手「消えた？」

幸「うん。いきなり立海から姿を消しちゃったんだ

後から先生に唯川は転校したって聞かされたよ・・・

でも、無事に青学に通えているんだね。安心したよ」

ホッと幸村の口から安堵の息が漏れた

手「そんなに心配だったのか？」

幸「うん。唯川は冷酷だなんて言われているけど、本当は優しい子だって分かっているからね

信じられないかもしれないけど、本当に温かい心を持っているんだよ」

手「奇遇だな。俺も全く同じことを思っていた」

幸「本当かい？それなら余計に安心した。手塚みたいに唯川をそう思ってくれる人がいるなら」

手「ああ・・・」

幸「・・・手塚」

手「何だ？」









幸「唯川を頼むよ」

幸村のその言葉のあまりの重さに手塚は携帯を少し強く握った

手「・・・わかった」

そう力強く答えた


そして手塚が答えたあとに通話は切れた







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今、改めてhit数を見ると合計が２０００を超えていたのですっごく驚きました！
しかも今日(５月１７日)一日で１０００hit・・・
過去最高順位が７０位・・・



どうやら作者の目はイップスにかかったみたいです←

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