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お粥なんて作ったことないから、
とりあえずポカリとタオル濡らして…
あーっもう!!
わたわたと用意してそっと部屋に戻る
て「A?大丈夫ー?」
『……んー…』
おでこに冷えピタ
濡らしたタオルで、軽く汗を拭く
て「起きれる?水分取ろ」
フルフルと首を横に振るA
て「飲まんとダメ」
それでも首を横に振る
嫌と言われても、なんとしても飲ませんといかん
て「口移しで飲ませるよ」
いつもの調子で冗談で言ってみせる
断られること前提で
なのに、
あーっと軽く口を開けて待ってるA
え、待って、それはまずすぎん?
断られんとこっちまで照れるし、
理性抑えきれんくなる
て「本気だよ」
えぇい!やれ、てつや!
これは、人命救助だ!!
それに、Aの許可済みだ!
俺は、ゴクリと唾を飲み込み
少量のポカリを口に含む
そっとAの口に俺の口を合わせ、
ポカリを流し込む
『…ゴクッ…』
飲ませることには、成功したけど
やらかした感が半端ない
て「どう?」
『…ヒヒヒッ』
弱そうに笑うA。可愛すぎる。
これ以上一緒にいるのは、
やばい気がするから一旦出よ
て「じゃあ、とりあえずリビングいるからなんかあったら電話して?」
『…ゃだ……ぃかないで……』
ギュッと、俺の服の裾を掴み
涙目で訴えてくるA
あーもう!
どーなっても知らんから!!
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、 - オリジナルフラグ外して下さい違反です (2019年12月14日 19時) (レス) id: ffd8f6c068 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽむ太 | 作成日時:2019年12月12日 0時