隣人は宇宙人 (ページ20)

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※汐恩side

結局翔也と寿司を食いに来た。

Aとは今日会わなかったな。

お昼ご飯は予定があるとかなんとか

翔「寿司食ったわあ」

汐「30皿はさすがに食いすぎやねん」

翔「とかいって汐恩も29皿でしょ？」

汐「俺の方が少ない」

翔「変わんないよ～お寿司はおいしいからいくらでもお腹に入るね！！」

汐「ちょっとお腹痛い、、、」

翔也がたくさん食べるから俺も食べちゃった。

翔也は食べても太らないけど俺はぷくぷくなるのに、、

やっちまった。

翔「え？！やめてよ？！家のトイレでね？！」

汐「吐かんわ」

翔「よかったあ、びっくりしたあ」

汐「そんな下品やない」

翔「そんなことよりAとはどうなのさ」

汐「なんでや」

翔「いや、この前ゲームなしとか言いながらオンラインだったからさ？」

汐「ん、ごめん」

翔「いやいいんだよ？今日回転すし来れたから！！」

いや、単純かよ

翔「ん？なんか言った？」

汐「いや何も？」

翔也心の声聞こえてるんか？

怖いぞ。

翔「だらだらしてると取られちゃうぞ～」

汐「わかっとるって」

翔「．．．汐恩はさ、好きな人とかいなかったの？」

汐「え？」

翔「いや、なんか、自分の顔に自信満々なのに恋愛には奥手だなって」

汐「おったよ。」

おったよ、好きな人。

中学生のころ、天使みたいな子やったな。

黒髪がよく似合う、すごい可愛らしい子。

反抗期みたいで誰とも仲良くしなかった俺を

いつも気にかけてくれた。

だからこそ無事卒業できて、部活もちゃんと続けて

今の俺があるって感じの子。

翔「おーい、おーい、戻っておいで？」

汐「ああ、ごめんごめん、帰ろか。」

翔「うん！」

元気してるのかな。