幸せのカタチ

10 ページ10

ar side








『へぇ〜、、、』



山田は相変わらずニヤニヤとしていた。










「な、なんだよ…」











『あれだけ結婚嫌がってたのに、なんだかんだ幸せそうじゃん』















「…っ、……べ、別に…まだ1回会っただけだし、、」












『中学生じゃないんだから。会った回数がどうとか気にしないの。結局、お互いに惹かれ合ったってことでしょ？』












「……ん、…まぁ、、否定はしないけど…」











『やっぱ噂通りすごいね、政府が管理するAI』












「かもな、」








俺だって正直驚いてる。





まさかここまで気が合う相手とマッチングするなんて思わなかったし。











『子供が生まれたら、ウチの子と一緒に遊ばせたいなぁ、』













「いや、気が早いだろ！まだ婚姻届すら出してないのに……それに、、」






向こうは子供が欲しいと思ってるのか分かんないし。














『……まぁ、まずは結婚が先か、』














「当たり前だろ」











これから住むところとか色々決めなきゃいけないし。












子供のことなんてまだまだ先の話だよ。

11→←9

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す