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ar side
「夏になると毎年、ここでお祭りがあるんです」
「いいですね、お祭り」
今は他に人もいなくて閑散としてるけど、夏になったらきっと、たくさんの人たちで賑やかになるんだろう。
なんだかその光景を想像しただけで、心が踊った。
「今年はもう終わってしまったので、来年…一緒に来ましょうか」
「…はい、」
こっちを見て微笑んだ伊野尾さんに、俺はまたキュンとしてしまった。
………
「…………あの、……手…」
「……?」
「手、…繋いでもいいですか?」
本当はさっきの銀杏並木にいる時から、ずっと考えてた。
この手に触れたいって、、
きっかけはAIだったのかもしれないけど、俺の気持ちは確実にどんどん動いていた。
「…いきましょうか、」
伊野尾さんがスッと差し出した手を握り返すと、繋ぎ合ったまま2人でまた歩き出した。
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空 - Tea timeさん» 楽しみにしております^ ^ (2022年7月9日 13時) (レス) id: 6e8b0794ab (このIDを非表示/違反報告)
Tea time(プロフ) - 空さん» リアル設定については検討します。 (2022年7月9日 13時) (レス) id: 915019278d (このIDを非表示/違反報告)
空 - Tea timeさん» ちなみに次回作は何系のお話でしょうか?個人的にはリアル設定希望です^ ^ (2022年7月9日 12時) (レス) id: 6e8b0794ab (このIDを非表示/違反報告)
Tea time(プロフ) - 空さん» コメントありがとうございます。次回も読んでいただけたら嬉しいです。 (2022年7月9日 10時) (レス) id: 915019278d (このIDを非表示/違反報告)
空 - 完結おめでとうございます!!いつも楽しく拝見させて頂いておりました^ ^次回作も楽しみにしております^ ^ (2022年7月9日 9時) (レス) @page32 id: 6e8b0794ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Tea time | 作成日時:2022年6月29日 9時