15 ページ15
ar side
ランチタイムが終了すると、知念くんは帰っていった。
「じゃあ、引っ越しの続きしましょうか」
「え、」
「ディナーの時間までまだ時間あるので、手伝いますよ」
「いやいやいや、大丈夫ですから。伊野尾さんは休憩しててください」
「でも、…」
「もう殆ど終わってるので、本当に大丈夫です」
これ以上伊野尾さんを働かせるわけにもいかないし。
「そうですか、…」
「逆にお店の片付けとか、何かあれば俺手伝いますよ!」
「それじゃあ、……少し出かけませんか?」
「へっ?」
てっきり掃除か何かを手伝うものだと思っていたから、なんだか拍子抜けした。
「デートです」
「で、デート…」
.
「ぅわぁ、…すご、、」
伊野尾さんに連れていかれたのは、お店から少し歩いたところにある銀杏並木だった。
両側から綺麗な銀杏がトンネルみたいになっていて、下は落ちた銀杏の葉で黄色い絨毯のようになっていた。
「気に入りましたか?」
「はい、すっごく」
お店の近くにこんなところがあるなんて知らなかった。
しかも週末だというのに、人通りは少なくて、ゆっくりと見ながら歩くことができた。
「ここを抜けた先に、神社があるんですよ」
「へぇ、…」
「行ってみますか?」
「はい、」
知らない土地で色々な発見をするのって、すっげーわくわくする。
172人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
空 - Tea timeさん» 楽しみにしております^ ^ (2022年7月9日 13時) (レス) id: 6e8b0794ab (このIDを非表示/違反報告)
Tea time(プロフ) - 空さん» リアル設定については検討します。 (2022年7月9日 13時) (レス) id: 915019278d (このIDを非表示/違反報告)
空 - Tea timeさん» ちなみに次回作は何系のお話でしょうか?個人的にはリアル設定希望です^ ^ (2022年7月9日 12時) (レス) id: 6e8b0794ab (このIDを非表示/違反報告)
Tea time(プロフ) - 空さん» コメントありがとうございます。次回も読んでいただけたら嬉しいです。 (2022年7月9日 10時) (レス) id: 915019278d (このIDを非表示/違反報告)
空 - 完結おめでとうございます!!いつも楽しく拝見させて頂いておりました^ ^次回作も楽しみにしております^ ^ (2022年7月9日 9時) (レス) @page32 id: 6e8b0794ab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Tea time | 作成日時:2022年6月29日 9時