可愛いあの人 (ページ3)

今日:8 hit、昨日:12 hit、合計:48,089 hit

3 ページ3

in side

『＿それで俺遠回りしてバスに乗ったのに、まさかの男！！ビックリしたわ』

『えー、でもいのちゃんが可愛いって言うなら、相当なんじゃないのぉ？』

「ほらぁ、知念の方が物分かりいいー。やっぱり高木じゃなくて知念連れて行けばよかったぁー」

『僕は反対方向だもん。無理だよ』

知念はあっさりとそう言った。

「まぁとにかく、俺はあの人のこと絶対落とすから！」

『…っていうか、いのちゃんって男でもイケる人だった？』

『そうだよ、確かに』

「んー…まぁ、なんとかなるでしょ。好きになったら性別なんて関係ナシだよ！」

『そうかもしれないけどさぁ…相手にも選ぶ権利はあるぞ？』

「だ、か、ら、俺を選んでもらえるように頑張るんだよ！」

とにかく押して押して押しまくるのみ！！

『僕はいのちゃんのこと、応援するよ』

「ありがとー、知念」

そう言って知念に抱きついた。

『でも、勉強も頑張った方がいいと思うよ？僕たち今年受験生だから』

「あ、…だよね、」

分かってるよ…

忘れてたけど。