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ar side
「ん…」
聴き慣れた着信音で目が覚めた。
あれ…？
スマホ…
手を伸ばしてもいつもの場所にスマホはなくて、目を開けるとソファで横になっているいのちゃんと目が合った。
…⁈
「え⁈あれ⁈⁈ごめん、ベッド…」
いつの間にか、俺が1人でベッドを占領していた事実に気が付いた。
「眠れた？」
「あ、うん…」
途中から記憶がないほどに…
「それはよかった」
いのちゃんはふわふわと笑った。
「俺がソファでもよかったのに」
「それはダメ」
「なんで？」
「このソファすごく高いからさ、大ちゃんのヨダレでも付いたら大変、」
「はぁ⁈子どもじゃねーし」
「ははっ、ウソウソ」
いのちゃんは楽しそうにクスクス笑っていて、俺は朝から幸せな気持ちになった。
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作者名：Tea time
| 作成日時：2021年10月13日 11時
