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………
「大ちゃん!」
「え、いのちゃん⁈どうして…」
いのちゃんが遠くの方から、手を振って走ってきた。
見た目はだいぶ変わってしまったけれど、俺には分かるよ。
「ごめんね、待たせて」
「………」
俺は黙って首を横に振った。
だって、また会えたんだから。
さっきまで真っ白だったこの世界が、一気にピンク色に変わった。
俺の大好きな春、大好きな桜の色だ。
それに、いのちゃんも…
恋人同士だったあの頃の姿に戻っていった。
「これからはずっと一緒にいよう?」
「……うん、」
ねぇ、いのちゃん…
たくさん話を聞かせてよ。
どんなヒトたちと、どんな時間を過ごしてきたの?
俺が知らないいのちゃんのこと、いっぱい教えてよ。
だって、俺たち時間はたくさんあるでしょ?
それに、これからはずっと一緒なんだから。
大好きなブルーの瞳を見つめたあと、その腕の中に思いっきり飛び込んだ。
end
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Tea time(プロフ) - のんさん» 大号泣なんて、ありがとうございます。 (2021年6月27日 9時) (レス) id: ead432583d (このIDを非表示/違反報告)
Tea time(プロフ) - ゆぴさん» 最後まで読んでいただきありがとうございます。次回作も読んでいただけたら嬉しいです。 (2021年6月27日 8時) (レス) id: ead432583d (このIDを非表示/違反報告)
のん - Tea timeさん» 作者様の、いのありのお話(Bl)もっと読みたいです!個人的には、リアル設定が良いです!ご検討よろしくお願い申し上げます!! (2021年6月27日 8時) (レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
のん - Tea timeさん» 完結おめでとうございます!!ラストで大号泣してしまいました・・・!!こんな素晴らしい作品を作ってくださって、、ありがとうございました!!次回作も楽しみにしております!! (2021年6月27日 8時) (レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぴ(プロフ) - 完結、お疲れ様でした。毎朝仕事に行く前に読むのが日課になっていたので、燃え尽きてしまいそうです(笑)続編、番外編、もしくは新作を楽しみにしています。Tea timeさん、お疲れ様でした!いのありがもっと好きになりました。 (2021年6月27日 7時) (レス) id: e1b98633f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Tea time | 作成日時:2021年6月16日 14時