アイノ或る場所

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in side






「ねぇねぇ、いのちゃんは子ども欲しいって思う？」









「は⁈えっ⁈」








子ども⁈




お、俺の⁈









「ははっ、驚きすぎ！」









「いや、だっていきなりそんなこと言うからさ…」









「別に深い意味とかはないんだけどさ。ほら、今ってどんな家族でも子どもをもてるでしょ？」









「そうだね…」







同性同士とか、アンドロイドとか関係ないしね。





昔のヒトからしたら、考えられないのかもしれないけど。









街にはいろんな家族で溢れてる。









「どんなカタチでもさ、未来に繋がっていくのって、いいなぁって思って…」









「ふふっ、大ちゃんらしくなぁい」









「あ！今絶対バカにした！！」









「さぁ…どうかなぁ、、」









「いのちゃんのバカ！」









「ごめん、ごめん。でも俺は、大ちゃんと一緒ならどんな未来でも楽しみだよ？」









「なにそれ…………プロポーズのつもり……？」









「だったらどうする？」








黙って顔を赤らめた君があまりにも愛おしくて、俺の胸の中にそっと閉じ込めた。









君の未来も俺が独り占めしたいなんて考えるのは、我が儘すぎるかな。

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