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「いのちゃん、一緒に帰ろ？」
ホームルームが終わり、帰る準備をしていると廊下の方から大ちゃんの声が聞こえてきた。
向こうの校舎から走ってきたのか、ハァハァと肩で息をしていた。
クラスのみんなは大ちゃんのことをジロジロと見ていたけど、大ちゃんはそんなこと全く気にする様子はなかった。
俺は大ちゃんに向かってコクリと頷いて返事をした。
「あの…山田、くんと、、知念、くんは？」
「あー、山田はサッカー部入ってるから。知念はまぁ…付き添い？」
「そう…なんだ」
下駄箱で靴に履き替え、大ちゃんと並んで校門の方に歩く。
「俺と2人じゃ嫌？」
嫌なわけない…
ただ大ちゃんが眩しくて、俺とは釣り合わないだけ。
首を必死にフルフルと横に振って否定した。
「よかった…俺、いのちゃんと友達になりたくて」
「…うん……でも、俺なんか…」
「いのちゃんがいいの！ね？」
「う、うん…」
どうしてだろう…
大ちゃんに肯定されると、俺でもいいんだって思えてくる。
大ちゃんの優しさが温かくて心地良い。
友達なんてできたの…何年ぶりだろう。
それに、こんなにドキ ドキするのは、きっと久しぶりに友達ができたから…だよね。
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Tea time(プロフ) - 0415さん» はじめまして。感想ありがとうございます (2021年1月10日 18時) (
レス) id: 6bab8075cd (このIDを非表示/違反報告)
0415(プロフ) - Tea timeさま、はじめまして。太陽と青い月とても面白いです！続きも楽しみにしています〜(*´▽`*) (2021年1月10日 17時) (レス) id: ea10255acc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Tea time
| 作成日時：2021年1月7日 15時
