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「おまたせー。友達連れてきた」
え、友達…って俺のこと？
『おせーよ、大ちゃん。知念が腹減って超不機嫌なんだけど』
『大貴遅い！……って誰？』
チラリと見ると、イケメンと可愛らしい男の子が座っていた。
ここって、この人たちの教室なのかな？
「えーと…名前なんだっけ？」
「い、伊野尾……慧」
「んー…じゃあ、いのちゃんね！俺は有岡 大貴。大ちゃんでいいよ」
『おい、名前も知らねーのに友達かよ』
大ちゃんか…
最後に誰かを名前で呼んだのはいつだろう…
「まあまあ。それで、この無駄にイケメンなのが山田で、この小さいのが知念」
名前を呼ばれて紹介されると、ペコリと頭を俺に下げた。
やっぱり太陽みたいな人の周りには、キラキラした人たちが集まるんだな…
『雑な紹介すんなよ』
『大貴だって小さいくせに…』
「うるせーな！とりあえず食べようぜ」
なんだかよく分からないまま椅子に座らされ、彼らと一緒にお弁当を食べた。
「いのちゃんはいつも誰と食べてんの？」
「えっ…と…1人、で」
「マジ⁈じゃあ明日からも一緒に食べようよ、ね？」
こんなキラキラした人たちと毎日一緒にいたら心臓もたないかもしれない。
それに、うまく話せないし…
「えっと……」
『もう！大ちゃんのせいで困ってんじゃん。ガッつきすぎだから』
「え⁈俺？…ごめん、いのちゃん。迷惑だった？」
迷惑とかそんなんじゃない。
今起こっていることがあまりにも現実離れしていて、どうしたらいいのか…
それに、そんな悲しそうな顔、、しないでよ。
「えと……」
「うん」
「嫌…じゃ、ない…」
1人は楽でいいってずっと思ってたけど、大ちゃんといるとなんだか心地良い。
全身を何かでそっと包まれているような、そんな感覚。
俺が勝手に思い込んでいただけなのかもしれない。
1人の方が楽だと。
「じゃあ、約束ね」
そう言った大ちゃんの顔は、また太陽みたいに眩しかった。
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Tea time(プロフ) - 0415さん» はじめまして。感想ありがとうございます (2021年1月10日 18時) (
レス) id: 6bab8075cd (このIDを非表示/違反報告)
0415(プロフ) - Tea timeさま、はじめまして。太陽と青い月とても面白いです！続きも楽しみにしています〜(*´▽`*) (2021年1月10日 17時) (レス) id: ea10255acc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Tea time
| 作成日時：2021年1月7日 15時
