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大ちゃんに嫌われてしまった。
昨日、大ちゃんに"好き"なんて言ってしまったせいで。
大ちゃんに出会ってから毎日が楽しくて、嬉しくて、調子に乗ってしまった俺が悪い。
やっぱり俺なんかに好かれても、大ちゃんは迷惑なだけだったのかもしれない。
昨日のことを大ちゃんに謝りたいのに、お昼休みになっても、教室から動くことができなかった。
『いのちゃん、』
「山田、くん…」
肩を叩かれて顔を上げると、山田くんが立っていた。
.
『大ちゃんと何かあった?』
山田くんが来てからクラスの女子たちがザワザワし始め、ゆっくり話せないからと非常階段に移動した。
「大ちゃんに嫌われちゃった…」
『え??』
昨日のことを全部山田くんに話した。
昔の俺だったら、誰かに相談するなんてことなかった。
だけど、今は信頼できる友達がいる。
それも全部、大ちゃんに出会えたおかげ。
『んー…俺が思うに、、それは嫌われてないと思う』
「え、、でも大ちゃん帰っちゃったし」
『それは、分かんないけど…照れてたんじゃない?』
「そう…かなぁ、」
『大ちゃんがいのちゃんのことを嫌いになるなんて絶対にないから!』
「うん…」
昔から仲の良い山田くんが言うなら、そうなのかなぁ…
『よし、早くお弁当食べちゃおう?』
残り少ない休み時間で、なんとかお弁当を喉の奥に押し込んだ。
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Tea time(プロフ) - 0415さん» はじめまして。感想ありがとうございます (2021年1月10日 18時) (レス) id: 6bab8075cd (このIDを非表示/違反報告)
0415(プロフ) - Tea timeさま、はじめまして。太陽と青い月とても面白いです!続きも楽しみにしています〜(*´▽`*) (2021年1月10日 17時) (レス) id: ea10255acc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Tea time | 作成日時:2021年1月7日 15時