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ar side
「昨日、大ちゃん言ったよね？夢を現実にすることできないの？って…」
「う、うん…」
いのちゃんの右手が俺の頬を優しく包んだ。
「大ちゃんのこと…大好きだよ。ずっと好きだった」
さっきから涙が溢れて止まらないのは、今朝みたいに悲しいからじゃない。
だって心がぽかぽか温かいから。
「お、俺も……いのちゃんが好き」
夢じゃなくて、、
俺が作り出したいのちゃんでもなくて…
ちゃんと俺の目の前にいるいのちゃんの温もりが、全身に伝わってる。
「ねぇ、大ちゃん」
「ん？」
「これで現実になった？」
いのちゃんの腕の中にいるなんて夢みたいだけど、これが現実なんだよね。
「ま、まぁね…」
今すごく嬉しいけど、なんだかちょっと照れくさい…
だけど、やっぱりここが1番安心する。
夢の中だけでしか抱きしめられたことなんてないはずなのに、ずっと前から知ってるこの感覚…
「夢の中みたいに、もっと甘えてもいいんだよ？」
「ちょっ！…あれは……夢だからいいんだよ」
「ふふっ、じゃあ今日も夢の中で甘えてね？」
そんなの…
これからはどっちでも甘えてやるんだからな！
「いのちゃん、」
「ん？……っ、⁈」
少しだけ背伸びをしてキスをすると、目を丸くしていのちゃんは驚いていた。
「いつもしてんじゃん」
「ふふっ、そうだったね」
「もう一回……」
ゆっくり目を閉じると、いのちゃんの柔らかい唇に優しく包まれた。
今日は一緒に、夢の続きをみようよ……
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Tea time(プロフ) - 奈々さん» 感想ありがとうございます (2021年1月2日 19時) (
レス) id: 6bab8075cd (このIDを非表示/違反報告)
奈々 - お疲れ様でした！ とっても面白かったです、！ (2020年12月12日 13時) (レス) id: 153e514372 (このIDを非表示/違反報告)
奈々 - このお話、ドキドキして大好きです！ (2020年12月9日 10時) (レス) id: 153e514372 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Tea time
| 作成日時：2020年12月3日 19時
