13 ページ13
in side
「俺さ……どうしたらいいと思う？」
『何が？』
「だからさ、夢の話だよ」
『有岡くんの夢をみるってやつ？』
「うん…」
仕事のあと、俺は高木を誘って飲みに来た。
だってこんなこと相談できるの高木くらいだし…
俺の大ちゃんに対する気持ちを知っても、否定なんて一切しなくて真剣に話を聞いてくれた。
それだけでも俺は感謝してる。
『でも夢ってさ…自分じゃコントロールできないよね？』
「そうなんだよ…それにさ、」
『ん？』
「夢の中の大ちゃんは、俺の恋人なの」
『あー……それは、、どうなの？複雑？』
最初の頃は単純に嬉しかったよ？
たとえ夢の中だとしても、大ちゃんと恋人になれるなんて奇跡みたいだし。
だけど、こんな…毎日のように大ちゃんの夢を見続けるのは正直しんどい。
もしかしたら、現実世界の大ちゃんも俺のことを好きなのかもしれない…
そんな幻想が、何度も頭をよぎるから。
「嬉しいけど辛い…かな。勘違いしそうになるから」
『そっか……話ならいつでも聞くからさ。あんま考え込むなよ？』
「ありがとな」
もしかして、、
大ちゃんのことは、もう諦めろってことなのかな…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 121人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Tea time(プロフ) - 奈々さん» 感想ありがとうございます (2021年1月2日 19時) (
レス) id: 6bab8075cd (このIDを非表示/違反報告)
奈々 - お疲れ様でした！ とっても面白かったです、！ (2020年12月12日 13時) (レス) id: 153e514372 (このIDを非表示/違反報告)
奈々 - このお話、ドキドキして大好きです！ (2020年12月9日 10時) (レス) id: 153e514372 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Tea time
| 作成日時：2020年12月3日 19時
