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「いのちゃん…今日もギュッてしてくれる?」











「どうしたの?大ちゃん」



なんでそんな苦しそうな顔してるの?









そういえば今日、仕事で撮影してる時もちょっと様子がおかしかった気もする。









俺はいつも通り意識しないように気をつけて、大ちゃんの肩を抱いたつもりだったけど、もしかして俺の気持ちがバレた…とか?








でも、これは夢の中で、俺が作り出した大ちゃんなんだから、現実世界とは全く違うのか…











「大ちゃん、元気ない?」










「え、、そんなことないよ?いのちゃんに会えて幸せだもん」




そう言ってはにかんだ大ちゃんの頭をそっと撫でた。







サラサラの髪の毛が心地いい…










「俺には何でも話して?ね?」













「うん…好きだよ、いのちゃん。大好き…」












どうしてこっちが夢なんだろう…




そう思うたびに、胸の奥がズキズキと痛んだ。












大ちゃんに"好き"って言ってもらえる世界で生きたかった…









「泣いてるの?大ちゃん…」



抱きしめる大ちゃんから、鼻を啜る音がした。











「ううん…泣いて、ないよ」









大ちゃん…



俺もね、泣きたいくらいに大ちゃんのことが好きなんだ。













「好きだよ、大ちゃん」









現実世界では絶対に伝えることができない言葉を、想いを込めて囁いた。

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Tea time(プロフ) - 奈々さん» 感想ありがとうございます (2021年1月2日 19時) (レス) id: 6bab8075cd (このIDを非表示/違反報告)
奈々 - お疲れ様でした! とっても面白かったです、! (2020年12月12日 13時) (レス) id: 153e514372 (このIDを非表示/違反報告)
奈々 - このお話、ドキドキして大好きです! (2020年12月9日 10時) (レス) id: 153e514372 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Tea time | 作成日時:2020年12月3日 19時

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