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盗み聞きなんて ページ14

side. England




正直驚いた。




もっと取り乱したり、大声で叫んだりするのかと

俺は思っていた。




だが、あいつは昔から知っていたかのように
ピクシーと会話をしていた。



あいつも、もの珍しいのかAにべったりだ




そしたらいつの間にか複数のピクシー達が

Aを取り囲んでいた。




矢継ぎ早に質問されて困ったAを堪能しつつ


俺は新しい茶葉を持ってこようと席を外した。









《ねぇねぇ、イギリスとはどういう関係なの?》



茶葉を持ってきてあいつらの所に戻ろうとした時、




不意に聞こえてきた声に俺は咄嗟に近くのオブジェに身を潜めた。





(なんで隠れてんだよ、ガキか俺は・・・)




自分の行動に悪態を付きつつ

無意識に耳を傾ける。






「いや、どうと言うか・・・」




《だって今日誘われたんでしょ》




「それは身体復帰記念といいますか」




《え〜つまんない!》




あいつらはお喋り好きなのは知っていたが


プライバシーが完璧に皆無だ。




Aを助けることも含め
そろそろいいかと思い、ゆっくりと腰をあげた時、




「私は今こうして皆さんとお話して
イギリスさんと同じ目線でいられるだけで嬉しいですから」




《あら》




《あれれ〜》





その言葉を聞いた時俺は思わず中腰で止まってしまった。




(嬉しい?)




(俺と同じ目線でいられることが?)




それはどういう意味だ。




あの意味かこの意味か。





だが男してはやはり異性としてと言葉が

結びついてくるわけで。




熱が急速に身体を駆け抜ける。



(そ、そんなわけねぇだろ!)




自分の考えが恥ずかしくなり、俺は立ち上がった。





「おい、お前ら新しいお茶いれるぞ」




何事も無かったように俺は机に向かい、お茶の準備を始めた。




その時、手伝いますと言ってきたAに




少しドギマギしながらも。









《・・・?
イギリスもしかしさっきの話聞いてた?》




「はぁ?何のことだ」




やっぱ英国紳士たるもの



盗み聞きなんてするもんじゃなかったな。

▼紳士と**は紙一重→←▼彼を信じてあげてください 2



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抹茶塩(プロフ) - 夢々煙さん» 夢々煙様、コメントありがとうございます!イギリスはちょっとカッコよすぎたかもなと今更ながら思っておりますw最後まで読んでくれてありがとうございました(*⌒▽⌒*) (2017年12月19日 12時) (レス) id: d8767b3e74 (このIDを非表示/違反報告)
夢々煙(プロフ) - 最後までとても素敵なお話でした…!イギリスの一言一言がカッコよ過ぎました。これからも頑張ってください応援してます (2017年12月19日 7時) (レス) id: b3413670f5 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶塩(プロフ) - ちまごんさん» ちまごん様、コメントありがとうございます!感動して頂けるなんてとても嬉しいです^^*シリーズ化ぜひ期待していてください!最後まで読んでくださってありがとうございました!次の作品も楽しみにしていてください(´∀`) (2017年12月18日 0時) (レス) id: d8767b3e74 (このIDを非表示/違反報告)
ちまごん(プロフ) - やばいめっちゃ素敵だ、感動した…!シリーズ化期待していいですか…いいですよね…! (2017年12月17日 22時) (レス) id: 31ff02926d (このIDを非表示/違反報告)
抹茶塩(プロフ) - ぽっぷこーんさん» ぽっぷこーん様、コメントありがとうございます!最後のシーンを気に入ってくださり光栄です(*^^*)また次のお話やこのシリーズをぜひ楽しんで頂けたら幸いです。最後まで読んでくださってありがとうございました(´∀`) (2017年12月17日 10時) (レス) id: d8767b3e74 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:抹茶塩 | 作成日時:2017年12月7日 11時

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