恋していいですか (ページ18)

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ar side

「お邪魔します」

「どうぞ」

『だいき先生、一緒にごはん食べよ』

仕事終わりにハルくんのお家にお邪魔した。

「とりあえず、ごはん食べましょうか」

彼が作ってくれたご飯を3人で食べた。

この前は全然味がしなかったのに、今日はものすごく美味しい。

「美味しいです、このハンバーグ」

そう伝えると嬉しそうに笑った。

やっぱり好きだ…

こうやって好きな人と一緒にごはんを食べる時間って、すごく幸せ。

「はい、どうぞ」

ハルくんを寝かしつけたあと、お茶を入れてくれた。

「今日はどうしても謝りたくて…」

そう彼は話し出した。

「前にウチに来てくれた時、先生のこと傷つけてしまったなと思って」

「え？」

「写真……ハルの母親の。ハルを産んだ時に亡くなったんです」

棚に飾ってある写真を、彼は見た。

そうだったんだ…

「彼女のことはもちろん愛していましたし、ハルのことも愛してます。だけど…先生のこと、好きになってしまって……欲張りかもしれないですけど…」

「そんなの…俺なんて独占欲強いし……」

好きな人には自分のことだけを見ててほしい。

我儘だけど、やっぱりそれが本音。

「先生……好きです」

「俺も……好き…」

そして、静かに2度目のキスをした。