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雅「夜だね〜。」
翔「やっぱ北海道は寒いな。」
潤「でもここより北だろ？」
和「はい。その上、内陸です。」
昼食を摂り
準備を整え
ﾋﾞﾙを出たのは14時頃
そこから空港へ行き
飛行機に乗りやって来た北海道
着いた時刻は19時を過ぎ
辺りはもう暗くなっていた
翔「内陸って事は、山の中ってとこか。」
和「たぶん何か施設があるんでしょうな。一般人にﾊﾞﾚちゃﾏｽﾞｲようなね。」
雅「こっからまだ距離あるね〜。」
潤「車調達するか。」
雅「えっ、車って調達できるもんなの？」
潤「まぁ任せて。」
爽やかな笑顔を残し
潤は夜の街へと消えていく
その後ろ姿を見送って
翔がぽつりと呟いた
翔「俺、松潤だけは敵に回したくねぇわ。」
雅「仲間でよかったよね。」
和「同感。」
それからしばらくその場で待っていると
戻ってきた潤は
山道にも強そうな四駆の車に乗っていた
潤「お待たせ。」
翔「いちおうお聞きしますが、この車はどこで…？」
潤「さっき譲ってもらった。」
和「へ、へぇ〜。」
潤「ほら、早く行こう。」
雅「うん。」
内心ﾄﾞｷﾄﾞｷしながら
3人も車に乗り込む
潤「ニノ、道案内よろしく。」
和「了解。」
そして車は走り出した
目指す場所は内陸の山の中
そこで智の反応は途切れたのだ
雅「反応がなくなったって事は、ﾋﾟｱｽの秘密に気付いたのかな？」
翔「それもあるかもだけど、地下に潜っただけかも。」
和「俺はそっちの可能性が高いとみてます。反応が消えた周辺は何もない場所。地下にとんでもない施設があっても、おかしくありませんからね。」
潤「物騒な世の中だなぁ。」
雅「それ、松潤が言う?!」
潤「えっ、俺が言ったら問題でもあんの？」
雅「だって……ねぇ？」
翔「この車………。」
潤「だから譲ってもらったんだって。」
和「潤くん、笑顔が怖いです(苦笑)」
人気のない道を
山へ向かって車が走る
目的地に着いたのはそれから数時間後
空が明るくなり始めた頃だった
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作者名：風 | 作成日時：2012年10月19日 21時
