rAinbow teArs～osanm～pArt9 (ページ2)

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一旦黒い箱を全て部屋に運び入れ

ﾃｰﾌﾞﾙに置かれた翔のﾊﾟｿｺﾝの周りに集まる

雅「ねぇ、ﾋﾟｱｽが何なの？」

和「すぐにわかりますよ。翔さん、ちょっと弄ってもいい？」

翔「あぁ。」

和「んじゃ、早速。」

翔に確認を入れてから

和也はﾊﾟｿｺﾝの操作を始める

そのあまりの速さに全員が驚いた

これまで和也がﾊﾟｿｺﾝに触れる事は殆どなかったが

どこでここまでの技術を身につけたのか

そんな事を考えていると

突然画面上に地図が現れた

そこには赤･緑･黄･紫の4つの点

和「ここが今俺達のいる場所ね。」

翔「……すげぇ。」

雅「何？俺全然わかんないんだけど。」

潤「GPSだよ。俺達のこのﾋﾟｱｽには、GPS機能が内蔵されてたんだ。」

雅「あぁ、GPSね!!」

翔「このﾋﾟｱｽ買ってきたのはニノだったけど、まさかこんな機能があるとは思わなかったよ。」

和「いつか何かあった時の為にね、便利かなぁと思って。役に立ってよかったですよ。」

雅「で、ﾘｰﾀﾞｰは？」

和「ちょっと待ってください。」

そして和也が再びﾊﾟｿｺﾝを操作すると

画面が切り替わり

新たに現れた地図上に青の点

それは少しずつ動いている

雅「動いてるって事は、ﾘｰﾀﾞｰは移動してるって事だよね？」

和「そうなりますな。」

潤「で、ここどこ？」

和「えっとですね。…………ほ、」

翔「ほ？」

和「北海道。」

雅「北海道?!ﾏｼﾞで?!」

和「ﾏｼﾞ(苦笑)」

翔「遠いなぁ。」

潤「なんでまたそんなとこに…。青嵐会の事務所は東京だろ？」

和「だね。なんで北海道なんだろう？」

雅「青嵐会に関係のある施設があるとか？」

翔「その可能性は高いな。」

そこまで話をして

全員が一度大きく息を吐く

そして一瞬目を見合わせて笑った

雅「翔ちゃん、箱片付けるの手伝って。」

翔「おう。」

潤「俺は昼飯用意するわ。」

和「俺はもうちょっと大野さん追跡します。」

雅「北海道、楽しみだなぁ。」

潤「遊びに行くんじゃねぇぞ(笑)」

雅「わかってるよ!!」

翔「ｲｸﾗ食いたい。」

和「ちょ、翔さん(笑)」

潤「まぁ全部終わったら、何か食うのもいいかもな。」

雅「俺はｶﾆがいい!!」

和「はいはい(笑)」

弾む声

それはまるで旅行にでも行くかの様だ

しかし向かう先は闇の世界

無事で帰って来られる保障は

どこにもない

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