rAinbow teArs～osanm～pArt9 (ページ1)

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Recapture strategy ページ1

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和「…………ってぇ。」

時刻は間もなく正午を迎えるという頃

漸く和也は目を覚ました

殴られた首筋を押さえて体を起こすと

周りには翔･雅紀･潤が倒れており

目の前には黒い箱がそのまま置かれていた

和「…うわぁ、ﾏｼﾞ最悪。翔さん起きて。翔さん。」

状況を理解した和也は

慌てて隣にいた翔の肩を揺する

すると翔は重そうに瞼を持ち上げた

翔「…………ん。に…の……？」

和「翔さんしっかりして。やられましたよ。」

翔「えっ?!」

意識がはっきりしてきたのか

和也の言葉を聞き

翔はがばっと起き上がる

しかしすぐに頭を押さえた

翔「あぁ～、最悪だ。」

和「とりあえず相葉さんと潤くん起こしましょ。」

翔「そうだな。」

手分けして翔と和也は2人に声を掛ける

すると無事に目を覚まし

ゆっくりと体を起こした

潤「くそっ、あいつらおもいっきり殴りやがったな。」

雅「頭がｶﾞﾝｶﾞﾝする～。」

翔「俺達が簡単に目覚めないように、薬も使ったみたいだな。」

雅「それでかぁ。」

和「……すみません。俺殴られるまで、相手の存在に全然気付かなかった。」

翔「俺も。ほんとごめん。」

潤「俺達も翔くんやニノが倒れるまで気付かなかったし。2人が謝る事じゃないよ。」

雅「それに、俺も松潤も3人に囲まれて抵抗すらできなかった。あいつらかなり強いね。」

翔「さすが青嵐会、って事か…。」

3人はそう呟きうなだれる

しかし和也はやけに明るく声を発した

和「さぁ、これからどうします？」

潤「どうって……。」

雅「そりゃあﾘｰﾀﾞｰ助けに行きたいけど…。」

翔「居場所がなぁ……。」

ため息混じりに返事をする3人

そんな様子を見て

和也は大きく息を吐いてゆっくり立ち上がった

和「翔さん、ﾊﾟｿｺﾝ貸してくれません？」

翔「えっ？」

和「大野さんがどこにいるか、調べるんでしょ？」

雅「でも調べるって、どうやって…？」

雅紀の問いに和也は笑うと

左手で黄色のﾋﾟｱｽを弾いた

和「これ、何の為に付けてるのよ。」

雅「えっ、ｵｼｬﾚでしょ？」

和「それだけじゃないの。」

潤「ニノ、まさかこれって……。」

和「んふふ。まぁついて来なさいよ。」

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