ご褒美です。 ページ11
(なんで隣なの！？
さっき気合を入れたばかりなのにまさかの助手席ですでに動悸で心臓が壊れそう！)
さりげなく後部座席に座ろうとした、というか普通に考えてそこに乗るべきだと思ったのに、安室さんは隣に座れと言った。
(助手席って��彼女��の特等席とかじゃないの！？いいの！？リア充ってそういうの気にしないの！！？)
もしかして彼女さんいないのかな、なんて自分に都合のいい考えが浮かんだ。
バレないように隣を盗み見ると、横顔の安室さんがいる。
運転してる姿もサマになってて、ついつい見惚れてしまう。
(こんな素敵な人に彼女がいないわけがないか)
ふぅ、とため息をついた。
「どうしたんです？僕の顔を見てため息なんかついて。隣が僕なんかじゃ嫌ですかね？；」
さっきまで正面を向いていた安室さんが信号で止まって、眉尻を下げてこちらを見ている。
(こ、こ、こ、子犬！！！！)
あまりの可愛さに頭が回らない。
『あ、いえ、その、嫌どころかっなんというか、ご褒美です！！！！あっ.....』
(しまった心の声がうっかりそのまま出た！)
変なことを口走ってしまい、安室さんの反応をドキドキしながら待ってみたが、何も言ってこない。
(う...やっぱり引かれたかな)
心配になり安室さんの方をそっと見ると...
(ん？なんか肩が揺れてるような)
「アハハハハハッ！！！！」
『！？』
安室さんは突然笑い出した。
肩が揺れていたのは、笑いを堪えていたからのようだ。
引かれてはいないのかな.....
「アハハハハッ！ あ、すみませんいきなり笑ってしまって。でも、ごほうびって、、ふっ、、、」
安室さんは謝りつつも、堪えきれていない。
まだ肩を震わせて笑っている安室さんがなぜか桜井と被り、少しイラっとした。
『わ、笑いすぎじゃないです！？私、緊張してるんです！！
男性に2人きりで車で送ってもらうなんてこと、滅多になかったんです！！！』
つい強い口調で言ってしまったが、すぐ我に帰って恥ずかしくなり俯く。
(安室さんに怒るなんてどうかしてる。やっぱり緊張するとロクなことがない)
「すみません、Aさん。あまりにも可愛くて笑ってしまいました。」
ふふっと笑いながら安室さんが謝ってくる。
『お、お世辞は結構です！』
可愛いと言われ、顔が熱くなる。
赤面症ではないが、安室さん関係のこととなると顔がすぐ熱くなる。
「お世辞じゃありませんよ。もともと可愛いと思っていたんです。」
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梨王(プロフ) - ウツボカズラさん» お読みいただきありがとうございます！コメントもとっても嬉しいです(*´-`) (2018年6月4日 0時) (
レス) id: 21bb2c05b2 (このIDを非表示/違反報告)
ウツボカズラ(プロフ) - め…めちゃめちゃきゅんきゅんしますっ、悶えとニヤニヤが止まりません…！！安室さんと降谷さんの切り替えとかドキドキします…！こんなすてきな小説をありがとうございますっっ！！！！！ (2018年6月2日 22時) (レス) id: ba7ef38af0 (このIDを非表示/違反報告)
梨王(プロフ) - 透架さん» ありがとうございます！お楽しみいただけるよう頑張ります( ；∀；) (2018年5月9日 7時) (レス) id: 56e0ef430f (このIDを非表示/違反報告)
梨王(プロフ) - 菜乃さん» 嬉しいお言葉をありがとうございます( ；∀；) 続編スタートしましたのでよろしければお読みください♪ (2018年5月9日 7時) (レス) id: 56e0ef430f (このIDを非表示/違反報告)
透架(プロフ) - 読んでいてすごくドキドキします..！第2シーズンも頑張ってください！！！ (2018年5月8日 17時) (レス) id: 2f77a0cff7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梨王 | 作成日時：2018年4月20日 8時
