【刀剣乱舞】主は私を嫌っている その弍

68:前向きに考えよう ページ18

貴方「………主。準備が完了致しました。…なので早く皆から霊力を解いてください。」


主の部屋に着く時、鶴丸達に会ったが私は素早く鶴丸の前をあとにした。

だっていま、今鶴丸達の優しい声を聞いてしまったら私はきっと折れたくないという思いが更に強まってしまう。


私がもしも折れなかったら主が審神者を辞めることはなくなる。

だから私は気が変わらない内に消えようそう思って、素早くあの場を去ったのだ。

そして今に至る。


主「…言われなくても解く。でも私が解いて、貴様が折れなかったら…その時は覚悟しろよ。」


貴方「…わかってます。……主こそ私との約束忘れないでくださいね。」

『もしも私との約束を破ったら…わかってますよね？』
なんてことは口が裂けてもいえない。


主「わかってる。じゃあ大広間に行け。そこに刀剣男士達を集める。」


貴方「……分かりました。」



これで、これでいいんだよね。

これが正解なんだよね？


だって私は人間と違って所詮は刀。

もう一度鍛刀してもらえば昔の記憶は無いかもしれないが、またこうやって人を好きになったり…できるはず。

いいんだ。


鶴丸と恋仲だったことを忘れるだけ。

忘れるというより、脳内が初期化されるだけ。


兄さん達のことは忘れなくてすむ。


そうだよ。私は一生皆と会えなくなるわけじゃない。


ちょっと会えないだけ。





そうだ。前向きに考えよう。


この本丸の主は忘れることができる。


兄さんとまた楽しく過ごすことができる。


鶴丸…鶴丸のことをまた、きっと好きになれる。

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もうすぐ終わりにします。。。

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