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34:ただいま ページ34

私は思っていたより痛む傷に涙を流しながら辺りに敵が残っていないか確かめた。



……………うん。いない。

これにて私の初めての出陣及び任務は完了。



だから私は素早く自分の本丸へと帰ることにした。



手元にある機械をいじると、ここに来たときみたいに私の体を光が包み込んだ。


眩しくて私は目を閉じる。









_________________
少しして目を開けるとまだ見慣れない本丸。

それと同時に私は座りこむ。



というより体が勝手に動いた。



…………限界だ。もう立てない。



肩も痛くて、足首も、両膝も怪我してこの任務は成功したと言えるのだろうか。


ある人は『折れずに帰って来てくれたし、敵も全て倒したんだから成功だ。』と言ってくれる。


でももう一方の人は『敵を全て倒したとしても、自分が怪我してしまったんだからこの任務は失敗だ。』

と言う人もいるだろう。

きっとこの本丸の主は後方側。


とりあえず今から主にこの出陣の結果を伝えに行かねばならない。

でも

貴方「………………っ!」


無理だ。立てない。足に力を入れているのに立てない。

立ち上がって歩くことが無理ならば這いつくばるか。


それしか方法のないと思った私はすぐに肘を地面につけた。



その時


???「っ!?A!?」


???「ひ、酷い傷じゃないか!!」



心配……してくれてるのかな。


貴方「心配ありがとう清光、安定!」


私は元気よく話した。


すると清光が


清光「で、どこに出陣してきたの。」

少し低い声で私に話しかけた。




貴方「どこって、池田屋だけど。」



安定「……い、池田屋!?一人でかい?」



貴方「うん。室内だったから戦いにくかったよ。」





清光「っ。そうだよね。………おかえりA。」


安定「よく無事に帰って来てくれたね。」



二人はなぜか私を優しく抱きしめた。


私はなんだか嬉しくなって大きな声で


貴方「ただいま!」






一つ言葉を放った。









_________________

清光と安定が強く抱きしめたため彼らの服には彼女の血がついてしまったらしい。




もちろん彼らはそんなの気にしない。

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◎花丸◎ - 歴史修正主義者さん» この作品を読んでくれてありがとうございます!更新遅れてスミマセン! (2018年10月18日 18時) (レス) id: d9e1742b9c (このIDを非表示/違反報告)
歴史修正主義者 - とても面白いです!更新頑張って下さい(^O^) (2018年10月18日 12時) (レス) id: 43f343ee39 (このIDを非表示/違反報告)
◎花丸◎ - 真黒さん» コメントありがとうございます!更新頑張ります!! (2018年10月6日 10時) (レス) id: d9e1742b9c (このIDを非表示/違反報告)
真黒 - 更新頑張ってください (2018年10月6日 10時) (レス) id: 36145c8bb7 (このIDを非表示/違反報告)
◎花丸◎ - 椿さん» カタナキャーですねww楽しみにしてくださりありがとうございます!!受験生なので更新トロトロですが見てくださると嬉しいです!(☆∀☆)ゝ (2018年9月27日 18時) (レス) id: d9e1742b9c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:◎花丸◎ | 作成日時:2018年7月24日 14時

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