32:まずい ページ32
バカな敵で良かった。
もしもあの敵が刀を上手く振り下ろしていたら今私はここに居ないだろう。
そう思ったら体が震えた。
貴方「早く二階に行こう。」
自分を落ち着かせるように一言そう呟いた。
二階には人がたくさん居るだろう。
気づかれないようにして戦わなきゃ。刃のぶつかりあう音でさえ殺さなければならない。
私はそれを頭に入れて二階へと続く階段をかけ上った。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
〜二階〜
二階へ上がるとやはり人の声。
それに紛れて息を殺しているつもりの敵。
今回は………太刀3体、大太刀3体。
短刀が一振りもいない。
敵も必死で歴史を変えようとしてるんだな。
でも私だって歴史を守らなきゃいけない。だから手加減なんかしないよ。
貴方「お〜い。」
私は敵だけに聞こえるくらいの声を出してやつらに私の存在をアピールした。
すると
敵「「グルルルッ！！！」」
大きな声出さないでよ。
私は自分の顔の前に自分の一指し指をたて、
貴方「しーっ……人間に気づかれちゃうよ。」
そう言った。
まぁ相手はバカだからそんなことをやっても意味がない。
貴方「静かに戦ってよね。」
私はそう言って刀を構えた。
敵も刀を構えるなり私へ突進してきた。
貴方「何してるの。」
私はその攻撃をスルリと避ける。それと同時に太刀共を串刺しにするように刀で突いた。
綺麗な光と共に消えていく敵の太刀。
その光に見とれている場合ではない。
貴方「太刀さん達もう天へ昇っちゃったみたいだね。でも安心していいよ。君達もすぐに逝かせてあげるから。」
私はきつい言葉を放つとすぐに大太刀を殺しに行った。
まずは1体。
貴方「……。」
呆気なく1体は消え去った。
この調子で2体目もやろうとした時
ｸﾞｷｯ
いい音がなった。
貴方「いっ……。」
私もバカだ。よろけて足を挫くなんて敵と同じくらい、いいやきっとそれ以上バカだ。
私の運はもう尽きたらしい。
逆に敵に運がまわってきたね。
敵はここぞとばかりに私に刀を突いてくる。
それを私は全てこの桜斬Aで受け止めた。
守っているだけじゃだめってことくらいわかっている私は足の痛みを我慢し、思いっきり奴の頭をこの刀で貫いた。
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◎花丸◎ - 歴史修正主義者さん» この作品を読んでくれてありがとうございます！更新遅れてスミマセン！ (2018年10月18日 18時) (
レス) id: d9e1742b9c (このIDを非表示/違反報告)
歴史修正主義者 - とても面白いです！更新頑張って下さい(^O^) (2018年10月18日 12時) (レス) id: 43f343ee39 (このIDを非表示/違反報告)
◎花丸◎ - 真黒さん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！！ (2018年10月6日 10時) (レス) id: d9e1742b9c (このIDを非表示/違反報告)
真黒 - 更新頑張ってください (2018年10月6日 10時) (レス) id: 36145c8bb7 (このIDを非表示/違反報告)
◎花丸◎ - 椿さん» カタナキャーですねww楽しみにしてくださりありがとうございます！！受験生なので更新トロトロですが見てくださると嬉しいです！(☆∀☆)ゝ (2018年9月27日 18時) (レス) id: d9e1742b9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◎花丸◎ | 作成日時：2018年7月24日 14時
