テ、アゲロ…【S】 ‡祝！誕生日･特別番外編‡ (ページ10)

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誕生日　‡10‡ ページ10

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翔「ふぅ～……」

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今日の仕事終わり。

時計を見ると……23時。

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前までは、こんな時間だったら『長くなったな…』

っていう反応だったけど、

ここ最近は23時に終わったら『早く終わったな』

って反応。

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俺の誕生日が終わるまで……あと一時間。

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まぁ……そんなんつっても、何かあるワケでもねぇし。

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今日だって……忙しくて、

Aと話す時間なんかなかったし……。

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あぁ俺……A不足でちょっとヤベェかも……

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翔「触りてぇ～…」

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そうボソッと呟く、会社で一人でいる俺。

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すると、携帯の着信音が鳴り響いた。

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翔「……ん……松潤？」

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着信の相手は……

意外な事に、松潤だった。

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どうしたんだ？

松潤から電話なんて珍しいな……

なんて思いながら通話ボタンを押す。

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翔「もしもし？」

潤『あ、翔くん？俺だけど……

今大丈夫？まだ仕事中？』

翔「いや、今終わったトコだけど…」

潤『あ、マジ!?じゃぁさ、今からBlue Rain来てくれないかな!?』

翔「まぁ……いいけど」

潤『それじゃ待ってるね!!!』

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そう言って、珍しい松潤からの電話は一分も経たない内にブツッと切れた。

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………なんだったんだ？

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疑問に思いながら、荷物を鞄に詰める。

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そして、会社の戸締りや電気を確認し…

Blue Rainへと向かった