テ、アゲロ…【S】 ‡祝！誕生日･特別番外編‡ (ページ6)

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誕生日　‡6‡ ページ6

～Aｻｲﾄﾞ～

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A「はぁ～……」

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また振り出しに戻った……

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翔への誕生日プレゼント……

何をあげたらいいんだろう？

何をあげたら喜んでくれるんだろう？

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考えても考えても出てこない……

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潤「…Aちゃん」

A「…潤くん？」

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机に突っ伏していると、

少し真剣な表情の潤くんに話しかけられた。

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潤「プレゼント……

…Aちゃんが、翔くんにあげたい物でいいんじゃないかな」

A「…え？」

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私は、突っ伏していた顔を上げ潤くんを見た

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潤「翔くんさ……Aちゃんのこと大好きじゃん？

Aちゃんのこと……世界で一番愛してると思うんだ。」

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…そんな言葉に、顔が少し赤くなる私

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潤「だからさ。そんな大好きなAちゃんのくれる物なら、

なんでも嬉しいと思うんだ。

好きな人から、何かもらえるってだけで嬉しいと思う。」

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潤「Aちゃんのあげた物が……

たとえ、翔くんの欲しい物じゃなくても

すっごい喜ぶと思うよ。」

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私が“あげたい”って思った物なら

なんでも……翔は喜んでくれる？

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智「そういうもんかなぁ」

潤「そういうもんですよ。

ね？詩織さん」

詩織「うん。潤くんの言ってる事、わかる。

私だって雅紀くんのくれる物ならなんでも嬉しいもん」

潤「Aちゃんだってそうでしょ？」

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潤くんが私の顔を覗き込み、ニッと笑った。

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A「………うん

……翔のくれる物なら

なんでも……嬉しい」

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翔も

同じ気持ちなの……？