テ、アゲロ…【S】 ‡祝！誕生日･特別番外編‡ (ページ31)

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波乱(？)の結婚生活　‡3‡ ページ31

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翔「……え？」

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ダイニングで夕食中

俺はなんともマヌケな声を出した

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…いや、こんな事聞いたら誰でもマヌケな声出るだろ

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だって……

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A「妊娠………しました。」

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Aが自分のお腹を優しく触りながら、そう言った。

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俺は一瞬フリーズ。

人形のように固まってしまった。

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A「……ぁの、……しょぉ…？」

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Aが不安そうな表情で俺の顔を覗いてきた。

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それでハッと我に返る。

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翔「……マ……マジで？」

A「…うん。今日、病院行っても『おめでたです』って……」

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……マジ………？

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ホ、ホントに？

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ホントに……

子供………できた？

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A「……う、産んじゃ……ダメ…かな……？」

翔「…え、な、なんで？」

A「だって、翔……さっきから全然動かないから……

産んじゃダメなのかなって……

……私は産みたい。けど……翔が嫌なら、考える……」

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あぁ

なるほど

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俺が驚きのあまり、表情も何ひとつ変えないから

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Aを不安にさせてしまったんだ。

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A「…ご、ごめん、急すぎたよね、ごめ…」

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Aの言葉を遮るように、

俺はAを抱きしめた。

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もちろん……チカラはいれず、優しく。

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翔「…ごめん。不安にさせちまったな」

A「…翔……？」

翔「驚きすぎて……どうリアクションすればいいかわかんなくて」

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肩を持ち、少し離れて……至近距離でAをみつめる

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翔「俺……すっげぇ嬉しいよ。今、めっちゃ喜んでる。

『産むな』なんて言うワケねぇじゃん

俺らの子ができて……超嬉しい」

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そう言うと、Aは涙を流しだした

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A「う…産んで、いいの……？」

翔「だから…いいって言ってんじゃん。

むしろ産め」

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そういうと、クスッと笑うA

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そして、一瞬俺にキスをした