テ、アゲロ…【ARS･S】 ‡Part8‡ (ページ4)

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‡179‡　すごい人ページ4

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夢だと本気で思った。

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Aが抱きついてきて、『好き』なんて言ってきて……

夢なんだと思った。

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でも、Aの

声や、表情に

現実なんだ、と実感して……

すっげぇ嬉しくなって……

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松本がいるにも関わらず、Aに口付けた。

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案の定、すごく嫌がられたけど

久し振りに感じたAの柔らかい唇や舌に……

俺はもう、止まらなくなっていた。

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そのとき

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智「やぁ～松潤振られちゃったねぇ～」

A･翔･潤「!!?」

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大野さんが、いつものふにゃふにゃとした笑顔で

俺らを見ていた。

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一瞬唇を離した隙をつかれ、俺は突き飛ばされたのは言うまでもない。

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A「さっ、としさっ……!!?

い、いつ、いつからっ……!!?」

智「ん～っとねぇ、翔くんがココに着いたときから♪」

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Aの“智さん”呼びと

なぜ俺もいつの間にか“翔くん”と呼ばれてるのかは置いといて

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翔「それってかなり前からじゃないすか……」

智「やぁ～、気になっちゃって♪ごめんよぉ」

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全く反省してないのに

なぜか許してしまう。

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大野さんはすごい人だ。

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Aも同じ事を思ったのだろう、

俺と目を合わせてお互い笑った。