テ、アゲロ…【ARS･S】 ‡Part8‡ (ページ25)

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‡200‡　手、上げろ＆最終回ページ25

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けっこう前から用意していた指輪。

それがまさか、会社で渡す事になるとは思わなかったけど……

まぁ、いいって事で……。

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俺……マジで、Aが大好きなんだ。

世界で1番愛してる。

この気持ちは、一生変わらない。

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その証拠が欲しい。

となればやっぱり……

“結婚”しかない。

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Aと結婚したい。

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今すぐじゃなくていい。

1年後でも、何年後でも、何十年後でもいい。

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絶対に俺の気持ちは変わらないから。

だから……

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翔「結婚して下さい」

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そう言うと、Aは大粒の涙を零し、

俺にぎゅうっと抱きついた。

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A「……私でいいの……？

私なんて可愛くないし……性格、キツいし……

結婚なんて、私にはもったいなさすぎるんじゃ……「バカ」by翔

A「バッ、バカまで言わなくてもっ……んっ」

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俺は触れるだけのキスをAにした。

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翔「お前は可愛いよ。

性格キツいのも、俺はハッキリしててかっこいいと思うけど？

それにたまに妙に天然だから、ギャップ超可愛いし」

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そういうとAは真っ赤になって俯いた。

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それがたまらなく可愛くて、俺は抱きしめるチカラを強める。

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翔「……返事は？」

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わざと、Aが感じるように

吐息交じりで低い声で囁いた。

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A「……っドSめっ……///」

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そう呟くと、Aは俺から離れ、真っ直ぐ俺の目を見て……

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A「……『はい』に決まってるでしょっ……！」

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これでもかってほど顔を真っ赤にさせ、

そんな可愛すぎる事を言った。

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翔「……よろしくな、櫻井Aさん(笑)」

A「～～っ……///」

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照れるAの左手の薬指に指輪をはめ、

お互い笑い合って……

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今までで1番甘い……キスをした。

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家に帰ったら……おとなしくベッドの上で

手、上げろよ……？

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fin.