テ、アゲロ…【ARS･S】 ‡Part8‡ (ページ11)

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～Aｻｲﾄﾞ～

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なんだろう？

来た早々二宮さんに捕まった。

そして、人気(ひとけ)の少ない廊下の突き当たりに連れて来られる。

翔も慌ててついて来た。

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和也「さて」

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和也「まず。Aちゃん。

首、隠した方がいいよ」

A「……へっ!!?」

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『まさか……』と思い、鞄から鏡を取り出した。

そして……自身の首を映すと……

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A「……っ!!!///」

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見事に……

赤い華がたくさん咲いていた。

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思わず隣にいる翔を睨む。

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でも本人は全く怖がってない様子……。

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A「どうすんのよコレェッ……!!!///」

翔「やぁ……俺に聞かれても？(笑)」

A「翔がつけたんでしょっ!!!どうにかしてよっ!!!///

……って、あ……」

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チラッと二宮さんを見ると、

クスクスと笑っていた。

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しまった……。

翔と付き合ってる事……バレちゃった……!!?

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A「えっとっ……二宮さ……」

和也「Aちゃん落ち着いて(笑)

翔ちゃんと付き合ってるのは本人からさっき聞いたから」

A「……え？」

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……なんだそれ……。

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思わずため息……(苦笑)

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翔「で？なんでこんなトコ連れて来たんだ？」

和也「えっとねぇ～Aちゃんの大量のキスマークの忠告と、

バカップルの2人をからかってやろうと思って」

翔「からかわねぇでいいわ！///」

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ごもっともです……(笑)

まぁキスマークの忠告は助かったけど……。

朝……上の空だったから全然気付かなかったよ……(汗)

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和也「あとね、もうひとつあるの」

翔「何……(汗)」

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和也「Aちゃん」

A「え、はぃ……」

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A･翔「Σっっ!!?」

和也「んふふ♪このぐらいいいでしょ？」

翔「ニノッ……おまっ……!!!」

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一瞬だよ？

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ほんの一瞬……もう、ホント一瞬だけ。

私の唇に二宮さんの唇が重なった……。